ジュエリーの背景

インディアンジュエリーのイメージって何でしょうか。。。

ファッション

カッコいい

オシャレ・・・・

実はどちらかというと、現地では「伝統工芸」という役割が強いんですよね。

知れば知るほど、伝統(トラディショナル)という言葉を感じるのがインディアンジュエリー。

でもオシャレ、だから私たちはその魅力に惹きつけられるのだと思います。

知れば知るほど奥が深く、一つ一つのジュエリーに歴史があることがわかります。

たくさんのアーティストがいて、たくさんの作品があるのですべての商品についてすべての背景を説明することはできず、その意味や背景を作り手があえて説明しなかったり、作り手も知らずにつくっていることもあります。

 

「インディアンジュエリーの背景というものを確認」という意味でぜひ下の動画を見てみてください。

モノがあふれる今の世の中で、「真似して作ること」と「伝統を継承していくこと」は全然違うことなのだと改めて感じることができます。

 

※日本語字幕もありますので、日本語字幕をオンにしてくださいね!

少しずつアップしていくと思います。

チャンネル登録もお願いします!

 

 

これからの季節の新作ジュエリー

ニューメキシコ州では毎朝氷点下を記録しています。

サマータイムが終わり、5時を過ぎると暗くなって急に冬が訪れました!

しかも、あたりはすでにクリスマスへのカウントダウン。アメリカのクリスマス商戦はすごいです。

 

冬にはシルバージュエリーが似合います。

たくさんのシルバーメインのジュエリーが新着で入荷しています!ギフトも早めに手にしておくことをお勧めします。

 

 

こちらはハーヴィーメイスの娘さん、デニスメイスの作品。

燻しをかけず磨きだけで仕上げてあるのでとてもとても上品で、でもフック部分にはしっかりとプチフェザーがデザインされています。

フック部分で長さを調整できるので、短めでも、長めでも、そのままのチェーンだけでも楽しめる作品。

 

三面スタンプの厚みのあるシルバーバングルBY ペリーショーティも入荷。

 

ゲーリー&エルシーヨヨキのペンダントも色々なデザインを入れることができました!

メイズもあります。

 

 

 

アーロンアンダーソンのストレートタイプのバングルも数デザイン入荷しています。

寒い日に少しヒヤッとしたシルバーを身に付けて、体温とともにぬくもりを感じていくその瞬間もまた楽しいですよね。

セーターをまくったときに見えるシルバーバングル、たまりません。

 

気品をまとうジュエリー

 

昨夜はハロウィンでした!

寒気が押し寄せていてかなり寒かったので今年は少し仮装の人たちが少なかった気がします。

 

ちなみにマライカインディアンジュエリーのツイッターではかなり面白いツイートを日本の担当がしてくれてますので、ぜひフォローしてくださいね。

 

マニアックで面白い!!

さて、そんなツイッターでも新作を紹介しているDan Jackson。

スパイダー→ナバホラグ→ダンジャクソン

という流れなのですがこのつながりが分かる方はかなり通ですね。

 

 

インディアンジュエリーは世代が広がり、親子で着ける方も多く見かけるようになりました。ダンジャクソンの作品はまさに、親世代の渋みを帯びた、年輪を重ねた大人の人々にぴったり。

一言でいえばエレガント。

ダンジャクソンの人柄も素晴らしくて、まさに年輪を重ねた人だなといつも思います。

だからこそこのエレガントさが出せるのだとも思います。

これからの季節に、ギフトシーズンに、お正月の正装に、「気品をまとう」装いができるジュエリーです。

 

アーティストインタビュー「ダンジャクソン」

クモの意味

本格的な冬がやってきそうなニューメキシコ州。週明けにはどうやら雪が降る様子です。

さて、来週はハロウィン。日本でも盛り上がっていますでしょうか。

ハロウィンにちなみ、今日はインディアンジュエリーにもよく出てくる「クモ」について紹介します。

「スパイダーウェブ」はターコイズのマトリックスの名前としても使われ、クモというモチーフそのものがネイティブアメリカンにとって少し特別なものなのかなという想像はあるかと思います。

スパイダーウーマンとして神話に出てくるナバホ族のクモは、人々に織物と農業の技術を教え、多くの伝説や民話に登場して「一日を救い」、無実を守り、世界の調和を取り戻します。

この伝説上のスパイダーウーマンがナバホ族の女性に織物を教え、だからナバホ族の人々は織物で生計を立てることができるようになったと言われています。

一方でホピ族の神話に出てくるクモは、スパイダーグランドマザー(祖母)として登場して、「良きものの象徴」とされています。

クモの形をしているときはホピ族のキヴァの地下に住み、 彼女が必要とされるときはアドバイスをしたり、薬の治療法を提供するなど、多くの方法で人々を助けました。

クモはナバホ族、ホピ族ともに女性に結び付いています。

ジュエリーは文字がなかった時代にストーリーを刻む方法でもあったという伝統をモチーフから考えさせられますね。

キングマンターコイズの話

先日のツイートでのエジプシャンターコイズ。

古代エジプトのターコイズ、枯渇していたと言われていた時代を経て、2015年ごろから再び出回り始め、現在ではかなり高級なハイグレードのナチュラルのカボションも見かけるようになっています。

エジプトで儀式などでターコイズが使われていたというのはとても有名ですね。

ネイティブアメリカンにとって現在も儀式やお守りとして欠かせないターコイズ。

銅鉱山などが開拓される前、ネイティブアメリカンの人々が儀式に使っていたとされるターコイズは主に、ニューメキシコ州セリリョスとアリゾナ州のキングマン付近だったそうです。

 

1000年以上も前、メキシコのネイティブであるマヤの人々とターコイズやコーヒーをトレードしていたネイティブアメリカンの人々。そこでも現在のキングマン付近で採れたターコイズが使われていたそうです。

それは銅山なんかが入ってくるずっとずっと前。石でターコイズを採掘し、それを空の石、大地の石として儀式に使っていたという話です。

なんだか感慨深いものがありますよね。

 

キングマン自体は1880年代から銅山として大規模な鉱山となり街も発展していき、数々のオーナーを経て1960年代から現在のキングマン鉱山のオーナーが銅山とターコイズ採掘の契約を結ぶことで採掘を続けています。

キングマンの鉱山へのレポートは以前書いていますね↓

鉱山への旅④ キングマン

 

キングマンターコイズの特徴はなんといっても色々な表情。

ブラックスパイダーウェブ

 

同じキングマンでもターコイズマウンテンピット側から採れるもの。

グリーンのゴールデンマトリックスとか、ターコイズマウンテンと呼ばれて古いスタイルの伝統的なスタンプワークをするペリーショーティやエディソンサンディスミスはこの雰囲気の石が好きです。

 

同じキングマンでもイサカピークピット側から採れるもの。

パイライトや石英が入ることでもおなじみのイサカピーク。こういった雰囲気の真っ青なブルーのものは最近見かけることが少なくなりました。

 

ウォーターウェブと呼ばれるタイプ。

スタビライズドされたキングマンターコイズはクラスターやヒシネックレスにも多様されています。

いつも「キングマンターコイズ」一言で説明してしまいますが、採掘量が多く流通量も多いキングマンは、安定して手に入れることができる数少ないアメリカンターコイズです。

 

サントドミンゴのカラフルな世界

先月は二回、サントドミンゴ族の結婚式に呼ばれて行ってきました。

サントドミンゴ族の結婚式はとにかく規模が大きい!教会での結婚式が終わった後はそれぞれの家庭とスポンサーと呼ばれる仲人みたいな人の家、三か所で大きなお振る舞いが一日中行われます。

こちらはカルヴィンロバトの奥さん&娘さん。

とにかくカラフルで、伝統的な衣装をまといます。

スカートの柄はこのシェルのインレイから来ています。

伝統的な信仰と祈りを大事にするサントドミンゴ族。

デコレーションもカラフルです。

こちらはジョー&アンジー夫婦

シェルのモザイクを得意とするカラフルな色合い。

奥さん、アンジーのモカシンのボタンにもちゃんとモザイクインレイが使われていました。

色合いを見るだけで気分が明るくなるようなサントドミンゴ族のジュエリー。ネットショップにも新入荷でたくさん入荷しています!

 

新作入荷です!

先日のアーティストインタビュー記事撮影の時に作っていたのがこちら。

 

 

シンプルな、大きなスタンプワークのボロタイ。

ネットショップに入荷しています。

作家モノだとどうしても大きく高価になりがちなボロタイですが、少し軽めにラフに着けられるような仕上がりにしてもらいました!!

大きなバンプアウトのコンチョスタイルは、インパクト大!

秋冬はぜひデニムシャツやプレッド柄に合わせて。

 

こちら、ペリーショーティの作品も今回は少し多めに入荷していますよ。

 

 

スティーブイエローホース新作

ニューメキシコ州ギャラップ、本日の気温は12度。

昨日はエアコンを使っていたのに今朝は暖房をつけるという気温です。風景も秋冬に変わる季節ですね。

そんな季節にふさわしい新作は、スティーブイエローホース

シンプルでクリーン。

色々なデザインが入荷しています。

「細部までこだわる」それが仕上がりに出ています。

インディアンジュエリーの枠を超えて、オーガニックな香りもする彼のジュエリーはシンプルに一本で着けられ、スタイルを選ばない。

女性にも非常に人気があります。

ターコイズを使うとインディアンジュエリー感が残って、でもなんだかエレガント。

 

「インディアンジュエリー」というイメージを新しく塗り替えてくれる作家です。

 

ターコイズから想像するアメリカの大地

ようやくネットショップに、カスタム用のルースの石が増えました!!

何年も在庫を更新していなくてすみません(汗)

早速カスタムのオーダー見積もりをいただいております。石から想像するインディアンジュエリー、至福の極みです。

カスタム用ルースのページはこちら。

 

アメリカで現在放映中の「ターコイズフィーバー」


日本のミスターターコイズ、スカイストーントレーディングの小寺さんも出演しています。ちなみに内容はというと、小寺さんにいい石を見せて買ってもらわないと!そのためにターコイズを掘る家族の奮闘やトラブルやドラマ・・・というアメリカンショーっぽい仕上がりになっています。

この動画は番宣ですが、どんな大地からターコイズを掘っているのかが少しわかる動画。

ロイストンの鉱山の様子が映っています。

ターコイズからアメリカの大地を想像し、そこに作家の姿を想像する。

ただの指輪といえども、その作品の奥には結構深い背景があって、そこがインディアンジュエリーの面白さです。

インディアンマーケット2019

こんにちは。

熱気あふれるサンタフェからとんぼ返りで戻ってきた駐在Rです。

熱気あふれるのは人の多さだけではなく、気温もとても高かった今回のインディアンマーケット。メキシコ人がワゴンで売るアイスが飛ぶように売れていました。

今回はツイッターで少し現地レポートしましたが、実際の所結構忙しくて時間がないのも事実。。。二日間って結構短いです。

一通り、写真を掲載します。

ウェズウィリーのハミングバードバングル。18金とローンマウンテン。朝の8時に売れたそうですが、いくらかは怖くて聞いてません(笑)

ライルセカテロ

こちらはホピ族のラモン ダラングワマ。

石をよく選びに来て買ってくれるホピ&ナバホ族のアーティスト。

コンテンポラリーな、アートなジュエリーに全体が傾いていく中こういった伝統的なものが受賞するとうれしいです。

こちらはダンジャクソン氏。

新作のバングルを勧めています(笑)

サンタフェのお祭りは一瞬で終わってしまいましたー!!