雪の降り積もるニューメキシコ。クリスマスらしい景色になって参りました。
こちらはズニへ行く道。
朝はつるつる滑って車の運転もヒヤヒヤですが、冬のこの風景は見飽きないものです。
さてさて、インディアンジュエリーのページをチェックされた方もいらっしゃるかと思いますが、
ついに!クリスマスセールのお知らせでございます。
12/13(金)17:30頃~12/25(水)17:00の期間中、
対象のインディアンジュエリー、天然石が20%OFF!
※インディアンジュエリーは一部除外品ありです。
※下記、除外品についてなどの注意事項がありますので、よーくご覧くださいね。
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◆お届け日が期間内でも、期間前にご注文された商品はセール対象外とさせていただきます。
◆店舗にてお支払の場合、セール期間内の店舗間移動が難しい場合がございます。セール期間後のお受け取りの場合、セール対象外となりますので、ご了承下さい。(セール期間前のお取り寄せも対象外とさせていただきます)
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※5000円以下の商品と、下記の商品はセール対象外とさせていただきます。
(天然石)ストロベリークォーツ
(インディアンジュエリー)トーマスカーティス、ジェニファーカーティス、ジェイソンタカラ、スティーブンJビゲイ、ペリーショーティ、
アーニーリスター(コインシルバー)、ランダーブルー
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※マライカの店頭でもセールを行っております。オンラインショップは、土曜日・日曜日・17時以降~翌朝9時まではお休みをいただいております。オンラインショップでご注文をいただきましても、万一、店頭で売却済みとなってしまいました場合は、店頭優先とさせていただきますので、何卒ご容赦ください。
今週金曜から!!!この機会をお見逃しなく!
Perry Shorty、Ernie Lister
Perry Shortyの新作が3点入荷しています。
以前写真をブログに載せた新作がオンラインショップに掲載されています。
Ernie Listerの新作。
流石、の仕事です。
他のアーニーリスターの作品はこちらから。
キリ!
昨日の夜から、今まで見たことがない、深い霧に包まれています。
幻想的。
そんな中今日はターコイズの整理をしておりました。
最近、とっても質のいいチャイニーズが入っていますよ。
ただただ、「チャイニーズ」とひとくくりにはできない、素晴らしいきれいなターコイズたち。いろいろな表情があって美しいです。
チャイニーズターコイズのジュエリーはこちらから。
早めの寒波とマトン。
週末は寒波到来。
近隣の町ではどこも雪が降りました。
寒くて、車の運転は心配ですが、初雪はいつもなぜかワクワクしてしまいますね。
雪の降り積もった次の日はなんか清々しい気持ちです!
そんな寒い日は、このマトンシチュー(羊肉のスープ)に限ります。
誕生日会、パーティー、儀式、どんなときにも登場するマトンシチュー。部族によっていろいろなシチューのスタイルがあります。
こちらはナバホ族のスタイル。
左は、畑でとれるトウモロコシを乾燥させた、マトンシチュー。
右は、野菜を入れて煮込んだ、ベジタブルシチュー。
欠かせないのは、フライブレッド(揚げパン)です。
その上には、ブルーコーンマッシュと呼ばれる、ブルーコーンの粉と灰を混ぜてつくった、おかゆみたいなもの。
このおかゆを少しずつスープに入れて食べます。
最初は驚きましたが、だいたいのスープやシチューは、お肉と野菜などで煮込んだだけ。
何も味がついていません。
なので、食べる前に塩を入れたり、チリを入れたりして好みの味にしてから食べます。
家族の集まりや儀式のときに作られるものなので、食べたい!と思ってもレストランなんかで食べることができない、特別な味ですね。
が、何か儀式や集まりなどがあるときの作る量といったら、すごいです。
羊を5頭、とか、8頭とか・・・・。給食なみの下ごしらえです。
羊を一匹頂くときは、こんな豪華なバーベキューにもなります。
といいながらも、今週はサンクスギビング、七面鳥の日です!
これには感激しました。Dan Jackson
最近自分の父のようにいろいろと心配してくれ、明るく元気をもらっているDan Jackson氏。
何も用がないのに顔を見に来てくれるというのは、本当にうれしいものですね。
ラグデザインの作り方をいつ見に来るのか・・・と言われ続けてなかなか行けてないのですが。
今日も何も用がないのかと思っていたら、ポケットの中からオーダー用のシルバーを見せてくれて、
一瞬動きが止まりました。
これはやばいです。久々の本気「ワオー!」を連発しました。
こちらはこれからリングになるもの。
オーバーレイの部分のシルバーを買い、ラグデザインを方眼を埋めるようにスケッチした段階です。
伝わりますか?とりあえずいろいろな方向から撮影。
これを一つ一つカットして、
こんなリングたちが出来上がりました。
クロスワードパズル?みたいな数字で駒を黒く塗っていくとなにかの動物が浮かび上がります・・・・というものを思い出させます。
この細かさ、71歳になった今でもこの細工。
あらためて、尊敬いたします。
この後に作品を見るとまた、その手間に感謝の気持ちです。
Dan Jacksonの作品はこちらから。
早くもクリスマスの季節!
今日は朝かなりの霜が降りていて、車の氷を解かすのに必死でした。
ショッピングセンターはだんだん「ホリデー色」、赤と緑に彩られてきています。
もう今年も終わりなんて・・・・信じられない。
これからのアメリカは、
今月末にサンクスギビングデー(家族が集まりみんなで七面鳥などをひたすら食べる日)、
クリスマス(日本のお正月のように豪華)、と久々に実家に帰ってのんびりする休日のシーズンです。
去年はかなり大きな七面鳥を焼き、ちょっとトラウマになったのでサンクスギビングが怖かったりしますが、なんとなく国全体がお休みムードに近くなって浮かれてきますね。
そんなクリスマス用!
なかなか新商品をアップできていなかったこのシリーズたちが掲載されましたよ。
クリスマス用のギフトとして、誕生日や記念日のギフトとして、お正月に日頃の感謝をこめて、などなどちょっとしたさりげない贈り物にも最適です。
中でも、時計、マネークリップは人気があるアイテムですのでぜひお早めにチェックしてくださいね!!!
サントドミンゴの巨匠Martin Lovato
今日はニューメキシコ州にあるプエブロの一つ、サントドミンゴ族の大御所、Martin Lovatoについてご紹介します。
マルティンロバトは1948年生まれ、現在65歳のベテランジュエラーです。
90年代から、ジュエリーショーでは様々な賞を受賞しています。
風格も、まさに大御所と言った感じ。
米軍兵士としてのキャリアの後、自分のルーツであるサントドミンゴに戻ってきて、ジュエリー製作を開始、翌年にはすでに賞を受賞するという才能の持ち主です。
今では材料が限られていて高額なため、本当に作る人がいなくなったサントドミンゴで伝統的に作られているジャックラススタイルのネックレス。
宗教儀式の時の正装には欠かせないものです。
実は、伝統的なジャックラスはこの下の部分(この部分を本当はジャックラスと呼ぶんだそう)は、ナイロンコードで結ぶようになっているので取り外しができるようになっていて、
それをチョーカースタイルのネックレスとして作りはじめたのが、マルティンなんだそうです。
それを見て、ジャックラスをバラし、ネックレスとチョーカーとして販売するトレーダーが増えたんだとか。
チョーカースタイルのデザインはもちろんですが、ヒシ部分の細かさにも非常に頭が下がります。個人的にも、合わせやすく大好きなスタイルです。
そしてマルティンお得意のこのスタイル、これも彼のオリジナルデザイン。
「ファン」と呼ぶこのデザインは、まさに日本の扇子を思い出させます。
均一なシェルのカットはもちろん、素材選び、磨きにもこだわりが感じられる非常に繊細なジュエリーです。
繊細な仕事から作られるアートな作品の中にも、伝統的な素朴感が見られるのが、さすが巨匠の職人技だと思います。
ターコイズの細かいカット、コードの美しい編み方、全てにおいて手を抜かないところにうっとりする作品ばかり。
そんな巨匠の風格を漂わせながらも、話すとすぐに家に案内してくれる気さくさがまた素敵なアーティストです。
11月です!
もう11月!早いですね。
これから年始に向かうのもまた早そうですねー。
しばらく更新をさぼっていた間、
レッドソックス優勝!とかハロウィン!とかで盛り上がっていましたよ。
ニューメキシコは昨日からサマータイムが解除され、夕方6時になるともう真っ暗です。
地元紙に上原!思わず写真撮っちゃいました。
さてさてこれからのクリスマスのギフト、ボーナスでの大物ゲットのためにも新入荷はぜひチェックしてくださいね!
ではさっそくご紹介しきれていない新作達を。
まずは久々の入荷、「チャールストンルイス」
とても人気の若手作家ではありますが、最近ホピの儀式での重要な役割を果たすことが多く、そのために1か月のうちの半分ぐらいを費やしたり、キヴァの中にこもったり、そして自分のメタルバンドもやっていたり・・・・でなかなかジュエリーの入手が困難なアーティストでもあります。
しっかりした厚みのある地金を切り出し重ね合わせることで、彼特有のジュエリーの高級感が人気の秘密。
火や水ヘビ、スカルや熊などの彼独自のデザインとが組み合わさり、彼ならではの作品が完成されます。
幅広でごつっとした印象の作品が多いですが、
今回は少し小さめのペンダントもオーダー。レディース向けでもイケるシンプルなペンダントです。
ロードランナー、ユニバース【宇宙】、カメ、熊と初めて見るデザインもまだ揃っていますよ。
そしてこちら、再入荷はゲーリーリーブスのフェザーチャーム付チェーン。
前回は入荷して本当にすぐに旅立ってしまった作品たちです。
一本でつけても、バチカン大きめのペンダントと合わせても。
長さ違いで、全部で7本入荷してます!
ボウガードとウォレッとチェーンというレアなアイテムも入荷してます。ファンの方はぜひ。
こちらにあります!
いつでも明るいカウボーイ、Leonard Nezのアイテムも、リング、ペンダント、バングル、ボロタイ、バックルとようやくたくさん揃いました。
ハイグレードストーンと合わせた立体カットのペンダントは中でも見ものです。
何層ものシルバーを重ねても、重たくならないようにボックス型になっています。
彼の作風は渋い青みのあるターコイズと最高に合います。
ロデオバックルなんかに使われるカービングを施したカウボーイならではのデザインも隠れた人気です。
秋の傑作まつり
もう秋ですね~。
もうすぐ10月も終わってしまいます!
残り2か月、今年もがんばりましょう!
というわけで、そんな心を奮い立たせてくれる「ため息」ものの傑作をご紹介。
まずはこちら。
これ、なんとコインシルバーです。
ビーズもすべてハンドメイドです。
このディテール、オールド感、ステキすぎます。
Vernon Tracy、アーティストとしてどんどんグレードアップしています。
この前はEddison Smithと鉢合わせして、「チワワをもらってくれないか~。」なんて話をしていてなんだかかわいくて思わず笑ってしまいました。。。
さてこちらもすごい人、Martin Lovatoの作品。
Martin Lovatoについてはまた後日詳しく説明したいのですが、サントドミンゴのヒシ、モザイクインレイの重鎮であります。
今では本当に見られなくなった、この伝統的な形のどっしりとしたジャックラス。
まさに「コレクション」としてタカラにしてほしい最高傑作です。
そしてこちら、ホピ族の儀式の中でも神聖な儀式とされる「スネークダンス」をモチーフにした、Gerald Lomaventemaのボロタイ。
スネークダンスの儀式に出てくるブロードフェイスカチナのモチーフ。カチナが着用しているドレスにもスネークが描かれ、忠実に躍動感ある再現になっています。
トゥーファキャストで描かれた土台の蛇が型どった、すばらしいデザイン。
重みのある長めのハンドメイドチップがとてもジェラルド作らしく、作品に高級感を与えています。
そしてこちらは、ランダーブルーの豪華絢爛ネックレス。
一つ一つの大きさをトゥファキャストしたペンダントです。
ランダーブルーは、14金で止められています。
こちらはペンダントバージョン、すべて14金になります。
うっとり。実物をぜひ肉眼で見てみてくださいね。
ナバホラグ
相変わらず寒いですが、それでもだんだん暖かくなってきたニューメキシコ。
昼夜の寒暖の差はそれはすごいですよ。
さて、今日は新入荷、ラグデザインのこちらをご紹介。
ヒシとラグデザインのリングとペンダントです。
ヒシを使ったバングルは以前から作っていたようですが、ぜひぜひペンダントとリングを!という私たちの無理な要望で作品化しました。
厚みのあるダンジャクソンの作品は、非常に曲げるのが難しいのとヒシの配置がまっすぐである程度の面積がないとうまくできないのとで、とても試行錯誤して作ってもらいました。
しかも、リングはリバーシブル(裏面もラグデザイン入り!)という要望も実現して、とても素敵な作品が出来上がりました。
残念ながらサイズ直しができないのですが、ピッタリ合ったら絶対に!買いですよ。
あまりに大変過ぎて、もう作りたくない・・・とつぶやいていましたので。
さてよく、「ナバホラグ」デザイン!と謳っていますが、根本的なナバホラグについて説明したことがあるかどうか・・・と思ったので少し写真を撮ってみました。
ナバホ族のおる織物、こちらもジュエリーと同じくかなり古い歴史がありまして、
昔の物が押入れから出てきて1億円が付いた!などとニュースでやっていたりします。
ナバホ族と言えば、遊牧民。遊牧民と言えば、羊。
羊毛を手つむぎし、サボテンや玉ねぎの皮などの原料で草木染めをして色をだしていました。
これがラグの作成風景のミニチュアバージョン。
そう、すべて手作り。
機械織りではないんです。
ナバホ居住区の中でもいろいろな地域によって柄が違い、地区によっての特徴も出ます。
日本の織物と同じですね。
現在は化学染料を使っているものが多いですが、それでもこの手間と歴史、現在は作り手が減っていることもあり、玄関マットサイズでも2万円から5万円ぐらいといった値段で取引されています。
ジュエリーと同じで細かさや、素材、作家によってコレクターもいたりして、とても奥深い世界です。