Happy New Year!

新年明けましておめでとうございます。
本年も、マライカアメリカ駐在員ブログ&オンラインショップをよろしくお願いします!

今日から2012年が始動しましたアメリカインディアンジュエリー部隊。
朝から仕入れについてのミーティングをして、新たな気持ちでさっそくオーダー準備にとりかかっています。
12月仕入れ分の発送も間近。
がんばりますよ~!!
さてさて、こちらの新年は・・・。
日本より半日以上遅い年明け。
大みそか~元旦は、「仲間同士でパーティをして、とりあえず飲み、騒ぐ」というスタイル。
若者は・・・・。
色々なところでパーティが開かれ、とりあえず飲み・・・・。
元旦には通常二日酔いで大変・・・。
家族やお年寄りは・・・。
カジノで年越し。
ちょうどカジノの横を通ったら、いつもの2倍の車の量!!!
数あるカジノでは、色々な年越しイベントが行われるようです。
90歳ちかいおばあちゃんが、「HAPPY NEW YEAR!」のキラキラした帽子をかぶりながらカジノしていたり、かなりアメリカらしい風景でした。
テレビでは、カウントダウンTVのような番組で有名アーティストが歌う中、有名なニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンが流れていました!!
年越しの瞬間を過ぎると、いろいろな家庭から花火があがります。
家庭からなのに、大きな打ち上げ花火もたくさん上がる・・・。
きれいだけど少し危険・・・。
すごく乾燥してるので、本来はインディアンのリザベーションでは花火は禁止らしいのですが、新年ばかりはお構いなし。
子供たちはこの花火を楽しみにしてるみたいです。
駐在員&仲間の新年会では、おせち、日本風ハヤシライスが登場。
そして大みそかには耐えきれずカニ、元旦にはおもちを食べました。
アメリカでのニューイヤー、日本の新年とはまた違っておもしろいです☆
ちなみに、HAPPY NEW YEAR!は、年末によいお年を~。の意味もあり、年始に明けましておめでとう!の意味もあるという事を知りました。
皆様にとってよい一年になりますように☆

ナバホリザベーションからの元日の朝日でした。

ニューメキシコのルミナリエ

今朝、車の中の温度計をみたらなんと、華氏マイナス4度。
普通の温度になおすと、なんと マイナス20度!!!
先週から大寒波が来て大雪が降ったため、主要道路でないところはまだ凍結し雪の中です。。
そんな中クリスマスを迎えたニューメキシコ州
日本ではクリスマスも終わり、一気に年末の雰囲気になっていることでしょう。
みなさま、よい休日を過ごされましたでしょうか??
イブの日の朝、ニュースで「サンタは今どこに?」というコーナーがあり、
「今は日本にいます!」と富士山とともにサンタが映ってました。
というわけで、まだクリスマス休暇中のアメリカの様子をご報告
クリスマスイブにニューメキシコの一番大きな街、アルバカーキでイルミネーションを見てきました。
「ルミナリエを見に行く!」というので、!? 疑問をもちながら着いた先には。





これみんな普通の住宅街なんです。
多分200軒ぐらいの家庭が、みんなライトアップ。
見学コースの中をヘッドライトを消した車で走りながら、見学します。
ツアーバスも20台ぐらいは来てました。
誘導する警察のバイクも、キラキラと電飾がついたりトナカイがのったり。
この一個一個のライトの中身はというと・・・・。

紙袋に入ったキャンドルでした~。
こちら、アメリカ南西部に1500年代から伝わる伝統的なものだそうで、1800年代から手軽な紙袋にキャンドルを入れてライトアップが始まったそうです。

ツリーやリースに、ニューメキシコならではのチリが飾られていたり。

ツアーの途中でバルーンのライトアップのされた公園を通り過ぎたり。
クリスマスの当日は日本のお正月のように、どこの家庭でも家族が集まり、豪華なディナーを食べるアメリカ。
ほとんどのお店は閉店し、スーパーやファーストフード店もやってません。
いつもはたくさんの交通量のあるアルバカーキの主要道路も、閑散としていました。
今年はクリスマスが日曜だったため、月曜日の今日も公共の休日。
年末年始が日本ほどの盛り上がりのないこちら。
年末の大イベント、クリスマスが終わってしまい、なんだか寂しい感じのするニューメキシコです。

Three Biggest Native Lies

いよいよ明日にせまったクリスマスイブ★
今年は週末とあってデートで街もにぎわいそうですね!
この時期になると必ず見たくなる映画『ラブアクチュアリー』。
クリスマスを舞台にいろんな愛の話が詰まった素敵な映画でございます。〝愛っていいよね~〟なんて思わず涙の出ちゃう一本です。
って…ブログの趣旨とズレましたね。
なんせ毎日のように流れるクリスマスソングに広告…
少しずつ洗脳されつつあるのでしょうか?!
クリスマスギフトやパーティなど、インディアン達もなにかと出費の重なるこの季節。頑張ってお仕事されてます。
さて…そろそろクリスマスネタにも飽きてきたと思うので、
先日ナバホ族の友達からきた面白いチェーンメールのご紹介。
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題して*ネイティブの3大ウソ

①Ill pay you back. 今度お金返すよ。
②This is my last beer. コレが最後のビール!
③Ill be there in 15min. 15分で着くよ。
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思わず笑ってしまった、本当によくあるウソです。
ウソというか、彼らの性格を実によく表したブラックジョークです。
なんだかんだ常にお金のない人が多いインディアン。
小銭ですが、返ってこないことはほんと多々。
私の友達もお金を稼ぐというより、人のお金を使うサバイバル術を知っているといいますか…。
(あ、みんなじゃないですよ!!ちゃんと良識のある方もいらっしゃいます。)
そしてなんといってもアル中の多いこの街。
どのリザベーションでも実はお酒はご法度なんです!
なのでリザベーション内でお酒を出す店はないんですけど、彼らは街のバーやスーパーで大量買いしますから、お酒の空き缶やビールが転がってるなんていうのもリザベーションの一風景です。
休日は寝起きのビールから始まって晩まで飲み続けるんですから、正直ついていけません。みんなひたすら飲む飲む飲む…
そして素敵なビールっ腹をこさえるんですねー。
こっちでは〝ラブハンドル〟なんて言ってますけど。
そういえばゲーリーのデモを行った際に〝ゲーリーってデカイんだね。〟なんて声も頂きましたが、こちらでは普通のおじさん体型です。むしろ小さめ?!
ゲーリーの倍くらいある人もザラで、たまにトイレの便器が割れたりするのでご注意を!!
最後に時間の感覚について。
こっちにはインディアンタイムというものがありまして、みんな平気で遅れてきます。〝いちいちカリカリしない!〟これ鉄則です。
多分このインディアンの街が田舎って事もあるんでしょうが、一般のサービスもこれに然り。思わずビジネスでしょーが!とつっこみたくなるんですが、オーダーした日にこないなんて事も普通にあります。
遅れてきても何の悪びれもしないんだからほんと呆れてきます。
セレモニーなんかも決まった始まる時間なんてものがなく『たぶん昼くらい?』なんて感じです。
郷に入ったら郷に従え。そんな毎日でだんだん自分自身もインディアンタイムが染み付いてきた今日この頃です。
日本にいたときは感じなかった日本の勤勉で誠実さ。
また、逆にこっちにきて感じる大らかさと大胆さ。
どちらも良くも悪くも国民性で、違いがあるから面白いんですね。
先日ダルビッシュ有投手とTexas Rangersの契約交渉がスタートとの事!
実現したら隣州にダルビッシュ!!サムライ魂で活躍してほしいものです。
おまけ

↑カルビン・ロバトからのクリスマスカード☆
サントドミンゴの伝統的な装いをしたスノーマンが描かれています。

この季節が参りました。

サムサムサム…
すっかり冷え込んで参りました。
例年に比べ雪が遅い今年ですが、それでも最近パラパラと降って参りました。
使ってる車が二駆なもんで、雪の日には運転要注意です。
道路はこんな感じ…油断すると反対車線なんて事も…。

こんな時期になるとZUNI村では恒例!!
〝SALAKO〟シャラコのセレモニーが執り行われます。
シャラコとは特別なカチナで、このセレモニーは数々のセレモニーの中でも最大であり、彼ら村人にとってはとても特別なものになります。
村人は一年かけてこのセレモニーの準備を行います。
前々から『シャラコは背がすごく高く美しいよ。』なんて聞いていたので、一度は観たかったセレモニーでした。
夜中に始まると聞いて、仕事終りにZUNIを訪問。
ZUNI村に入ると突然道路が封鎖されたので、何事かと思えば
暗闇をシャラコが移動していました。
暗がりながらその大きくスーッと流れるような動きに思わず息を呑みました。
この時期のZUNI村はホントに寒い!!
シャラコの儀式は基本的に特別な人以外は外から覗き込む感じで観るときいていたので、雪だるま並みの完全防備で向かいました。
観る前にZUNIの友人からマナーについて。
これはシャラコに限らず、カチナと対面する時も同じです。
①指を刺さない
②村人の後ろでひっそりと
③おしゃべり厳禁

小声でならokなんですが、英語はタブーです。日本語の方がまだ良いそうです。
シャラコは聞いていた通り私達の2倍ほどの背丈があるのですが、時々とても早い身のこなしをするのが印象的でした。
村人の太鼓と歌、他のカチナとの踊りなど、とても興味深いセレモニーでした。
さすがに翌日仕事だったので頃合いをみて帰ったのですが、このセレモニーは明け方まで行われました。
言葉は分からなくても、一心に歌う人々、踊る人々、それを見守る老若男女の村人…信仰の熱さには驚くところです。
今回このセレモニーでとても大事な役割をしていた
Octavius Seowtewa

ハンティングの名手なのは知っていましたが、また一つ意外な一面を見れました。彼と奥さんの作る美術品のような繊細なクラスタージュエリーも入荷しています!
コチラから→ ★★★

私達の食生活。

クリスマスへ、もうカウントダウンですね~☆
今年ももう終わり!

週末は大きな寒波がやって来て、今朝はご覧の通り。
ホワイトクリスマスも期待できるかも☆
こんな寒いときは、インディアン式に限る!
というわけで以前アーティストにもらったインディアンコーンを使って、マトンシチューを作ってみました。
使用前マトン。

インディアンコーンは水と一緒にひたすら煮ます。

マトンがとっても新鮮だったので、とてもおいしく出来ました!!
こちらは、収穫祭(サンクスギビング)の時に食べたターキー。

ビフォー

色々な場所やイベントに行くと、本当に様々な食べ物があって、とっても魅力的です☆
インディアンの土地を尋ねる事があったらぜひ食べて頂きたい、
こちらのフライブレッド。(平たいあげパンのような感じ)
何回かブログにも登場してます~。

フライブレッドだけのときもあるし、こんな風にいろいろ豪華にのったメニューもあります。
これ、結構怪しげな屋台のお店で頼んだもの。
一番上は、ニューメキシコの特産品、グリーンチリですよ☆
意外とおいしそうじゃないですか??
(でも、テーブルにはハエがすごかったな~。ハエを払いながら食べても、おいしかったです。。。)
アメリカンも、インディアンも、メキシカンも大好きですが、
やっぱり日本食には勝てません。
たまにはこんなパーティも。

Yum-yum…

古今東西、インディアンの好きなお肉♪
ビーフ、ポーク、チキン、ディア、エルク、マトン…
前回ちら見せいたしましたジップ袋に入った塊…
アレ実は鹿肉なんです!
以前にハンティングのシーズンと書いた様に、雪がちらつく今もインディアン達はハンティングに夢中です。
たまに獲物をしとめたアーティストが御裾分けをくれるのですが、さすがに私達はワイルドミートと聞くとビビっていまい調理は知り合いのインディアンにお任せです。
まぁ、焼けばいいだけの話なのですが、頼めばサイドメニューにトルティーヤにインディアンシチューなんかがついてくるので頼むのが一番ですね。

鹿肉はステーキのようにフライパンで焼いてもらったのですが、個人的感覚だと…牛肉と焼いたマグロの間って感じでした。
大鹿のエルクに比べて匂いがきつくないのでかなり食べやすいです。
インディアンの料理はシンプルに素材の味を活かしたものが多いように思います。
素材の風味+塩というのが定番です。それでもウマイ!
そして忘れちゃいけないのがチリ!!
スーパーに行くと山のように盛られています。
レストランで聞かれる決まり文句〝GREEN OR RED〟
スタバのニューメキシコ限定カップにものロゴが入ってます。
インディアンフードはフリーマーケットやモールのフードコート、はたまた道でトラック止めて売ってたりします。
日本にいたら絶対買わないであろう得体の知れない屋台ですが、
こっちの地元の人がおいしそうに食べてると不思議と抵抗なく、むしろ寄っていってしまうこの頃。
だいぶ胃袋もされてきてます。
そして…

今日もまたアーティストが自分の畑でとれたインディアンコーンを持ってきてくれました。
日本で主流のスイートコーンと違って、インディアンコーンは甘くはないのですが、干し豆のよう一度乾燥させたものをスープなどにいれると格別です!インディアンの冬の保存食です。

アメリカでの毎日。

今日は朝から雪が降っているニューメキシコ。
午後には雨やみぞれに変わって降りつづけています。
そんななか、今週24日木曜は「サンクスギビングデー」!!!
とても大きな祝日がせまってきました。
週末ウォルマートに出かけると、長蛇の列!
七面鳥やハム、パンプキンパイなどを買いあさる人々の群れ。
しかもアメリカンファミリーは買う量がハンパじゃないです!!
家族の買い物風景はなかなか写真を取るチャンスがないのですがこちら、アメリカンサイズコーンフレーク In Walmart。

(旅行で来ていた友達が、本気でドックフードと間違えました。)
今年は私達も、七面鳥(ターキー)料理に挑戦する予定。
さて、どうなる事やら。
話は変わりまして、アメリカの車の話。
ずっと国際免許だったので、前日ニューメキシコ州の免許を取ったのですが、その路上試験がまたローカルでした。
試験官と、マックで待ち合わせ。
試験官の車に乗り込み、じゃあこれを左に出て~。右に曲がってまっすぐ行こうか~。
その後、車線変更もなく、フリーウェイ(高速)に乗るでもなく、一周回ってマックに戻って終了。
途中で、「ココがこの町で一番狭い道路だからここが運転できれば安心だよ。」ってダウンタウンの道を通り過ぎる・・・。
終了後、ノーミスで合格!と言われて書類を見たら本当に100って書いてありました(笑)
前日に縦列駐車の練習を必死でした私・・・・・。
ま、よかったんですけどね。
その後車の名義変更などをしたので、ナンバープレートをもらいました。
アメリカはナンバープレートが州によって柄が違うんですね。
こちらがニューメキシコのもの。(標準編)

こちら、ニューメキシコの独立の記念バージョン。

どちらか選べたので、せっかくなのでこちらにしてみました。
ちなみに、ニューメキシコの大学のチーム、「LOBOS」のナンバープレートもありました。
州によってちがうプレート、なんだかアメリカらしいですよね。
チャンスを見つけて撮影してみたいと思います☆
おまけ。先週、こんなものをアーティストの一人にもらいました。

これが何かは次回のお楽しみー。

ハンティングの季節です。

すっかり朝晩が冷え込む秋のニューメキシコ州です。
最近インディアンのみんなが夢中になっているのが
THE HUNTING!!
ナバホもズニもホピも…部族問わずみんな好きですねー。
油断して車を走らせていると、こんな光景が…ぬ゛!!!

狩りをするには許可証が必要で、そして9・10・11月のわずかな時期のみに狩りの許可がおりる為、みんなこぞってハンティングにでてしまうんです。
中には山にこもって連絡がつかなくなってしまうなんてアーティストも…さすがインディアン、自由です。
銃を使う人もいれば、昔ながらの弓を使う人もいます!
弓といえば…そんな時はコレ!
ボウガード★

儀式の時の装飾品をしてはもちろん、弓を打つ時も跳ね返る弓から腕を守る為に必須です!!
たまにジュエリーに描かれているカチナも身に着けているので、みつけるのも面白いですよ。
…やっぱり狩りをしていた先祖の血が流れているのでしょうか?!
ほんとみんな好きですね。
そして狙うはこちら…
エルク(ヘラジカ)です!!
デカイ。角だけで1mはあります。
生でみたら恐ろしくて固まってしまいそうです。

さすが、狩り好きなだけあってジュエリーにもかなりリアルに再現されています!

ハンティングには面白い風習があって、
旦那さんがハンティングに行ってる間は奥さんは家にいなければいけないんだそうです。
そして今でもこの風習を守ってるいる人、結構います。
今週には雪が降りそうな南西部。
山で凍死という話も聞くのでちょっと心配ですが、この一時を楽しんでほしいものです。

インディアンのパワー!

Gallupで先週末に全米のインディアンが集まる祭典がありました。その名も『Gallup Inter-Tribal Indian Ceremonial』
今回で90thのこのお祭り!なかなかの歴史があるんですが、今年は例年に珍しく雨が多いニューメキシコ。色んなイベントがこのストームにやられてました。
こちらナイトパレードの様子。

各部族のダンサーや歌い手が部族の歌と踊りを披露して街を練歩くのですが…
パレードの中盤ナバホのブラスバンドの勢いにのってか、いきなりのストーム。それもあたり一面パニックになるような豪雨!!
翌日の新聞にはダンサーの写真が一面トップのはずが…
逃げ惑う人々の写真になってました(苦笑)

前夜のストームでパレードが中断したせいもあり、翌日の昼のパレードは大賑わい。ディズニーランド状態です。

パレードまでの待ち時間には物売りが綿あめやおもちゃなどを売り歩いてます。
中には家庭で作ったブリトーなんかも売ってたりします。
私達がゲットしたのは好物!マトンの入ったナバホバーガー★

揚げパンの中にマトンと野菜が入り、味付けは塩のみというなんともシンプルな一品なんですが、多少くさみのあるマトンがこっちにいると何故か旨い!!インディアンも大好きな一品です。
パレードから始まり、ロデオにダンスコンテスト、インディアンアートコンテストなどなど…



3日間に渡り繰り広げられるお祭りは内容も濃く、一年に一度のビックイベントです。
この時ばかりは観光客も多いし、普段はドライな街も大賑わいです。
そして…
実はこのセレモニオで日本に向けての大きなムーブメントがありました。
【インディアン・フレンドシップ・プロジェクト】
東日本大地震で被害にあった方達へ、アメリカ南西部のインディアン達が祈りの儀式とチャリティーを行いました。
有名なフルートプレーヤーが日本の為に歌を作り、祈りが届くようにと演奏してくれました。
そしてこのプロジェクトの発起人である『WILD WEST』の金田氏のスピーチに多くのインディアンの人々が耳を傾け募金をしてくれました。
中には涙を流す人々もいたそうです。
現地で働いていたスタッフの方が印象深い事をおっしゃっていました。『彼らは同じ地球の仲間の問題として感じている。』
確かに、アーティストがこの震災について話す時、他国で起きた問題というより地球の問題として語っていたのを思い出しました。
父なる空、母なる大地…
言葉だけじゃなく、今もインディアンの心の中には全てはつながっているという大きな心があるように感じました。
決して生活水準の高くないインディアンの人々にとって、$1がどれほど大きなものなのか…
募金箱のたくさんのしわくちゃの$1札には人々の温かさが感じられ改めて心を打たれました。
そしてこのプロジェクトにセレモニオの協会、街の人々も全面的に協力をしてくれていました。
協会は今回特別にチャリティTシャツにセレモニオのインディアンロゴの使用を許可してくれたそうです。

元々現地のインディアンが日本の為に義援先を探していた事から始まったこのプロジェクト。
ダイレクトに確実に届けられるように。
東北の人々に少しでも笑顔が取り戻せるように。
私達も金田さんの話に心打たれ、このプロジェクトをすこしお手伝いしました。そして参加できた事を心から嬉しく思います。
5ヶ月たった今でもまだまだ現地は復興していないと聞きます。
大きな痛手を受け、それでも前を向こうとがんばっている人々が少しでも笑顔が取り戻せるよう私達も願っています。
海を越えて南西部からも皆さんへの祈りが続いています。
このプロジェクトにご興味のある方は下記リンク先へどうぞ!
Indian Friendship Project

シンプル・スローライフ

再びこっちに戻ってきて一ヶ月が経とうとしています。
日本とこっちを行き来していつも感じる時差。
単にジェットラグってだけじゃなく、時間の流れが違うからそれに慣れるのになんとなく時間がかかるんです。
まぁある意味時差ぼけですね。
なにもかもギュッとつまった日本。
便利だけど忙しくて両手からこぼれていく感覚で過ごしていたような。
忙しくて白髪が生えてきた!なんて騒いでいたものの、こっちにきたらきたで、なんだか体がナマル感覚はなんなのでしょう?あぁ、日本の生活が恋しい…。
今住んでるインディアンの街は娯楽が映画館かカジノかバーくらい。
カジノはパスだし、バーはアル中が多いし、ってなると選択肢は映画のみ…。
一体アーティストのみんなさんは何をしているのだろう…?
Q〝お休みは何してらっしゃいます?〟
A〝何も。〟
 〝釣りとか?〟
 〝家でTV見てるかな。〟
郷に行ったら郷に従え。
日本にあったものをこっちで求めるな!
自分に言い聞かせながら一ヶ月過ごしたものの、やっぱり違和感がぬぐえず。
なんか癒されに行こう…
と言う事で近所の自然公園へ。

インディアンの住むリザベーションにはこんな国立公園並みの自然が普通に広がっています。

この日は風の音が聞えるくらい静かで人一人いませんでした。

なんかやっぱり落ち着く自然のパワー。
ワンコもごらんの通り↓

些細な事だけどちょっとした幸せを感じた1日。
これからシンプル・スローライフの練習です。