ひさびさにアリゾナの大自然。
こちらはプエブロ族(HopiやZuniなどの定住インディアン)の前身、いにしえのアナサジ族の聖地でございますよー
なんか右端、すご岩です!!
さて、前回中途半端に終わってしまいましたが、続き。
伝統を守りつつ、伝統に縛られないアーティスト、Gerald Lomaventemaのお話でした。
今回彼の工房を訪ねたところ、「新しいブレスレットが出来てるんだ!!」とのことで、一番に見せてもらったのが、こちらのブレスレット。
彼自身の手でハンドカットされたターコイズのはまった、シンプルで優美なバングルです。
とても素敵だけど、なんだかGeraldっぽくないね、というのが私の返した素直な感想でした。
Geraldっぽくない、というか、Hopiっぽくない。
すると、彼は、
「そうなんだ、新しく教わった技術でさ、それに昔のインディアンが使っていた原始的な技術をあわせて作ってみたんだ」
と答えました。
原始的??そんな風には見えないけれど・・・??
と首をかしげると、
「こっちこっち、作り方を教えてあげるよ」
と、工房の奥へ。
「いい?今から説明するから、ぜひ日本のインディアンジュエリーファンに、どうやって作っているのか見せてね」とのこと。
おやおや、どうもうちのBlogを時々覗いてくれてるようです(笑)
まず、シルバーの板をバングルの形に曲げる所から。
注・この板はすでにカーブしてますが、ほんとはまっすぐな銀板をあてて、Cの字にする感じです。
次は、Cの字になった銀板を、この道具でこつこつたたきながら、反り返ったようなシェイプにしていきます。
こんな具合で、だんだん左の溝に移動して行けば、カーブがだんだんきつくなるわけです。
ちなみにこの道具、車の部品から手作りしたんだとか・・・。
鋼鉄だけど・・・
どうやって曲げたんだろ??
さて、そうして溝を付けたバングルを、真ん中から真っ二つに切ります。きゅいーん、と歯医者さんの音がしますね。
そろそろ勘のいい人は、どうやってあのバングルになるのかちょっとわかったかな?
さて、なんとなく形が見えてまいりました。
右側の原型が、
1・真ん中からカット
2・左右を入れ替える
3・中央部分に銀板を溶着
4・バングルの裏面になる銀板を溶着
5・石をはめ込む
6・磨き
・・・という手順を踏んで、あの最初のバングルになるわけです。
正直、型に流し込んで作る、キャスト方式にしたほうが、ぐっと簡単に量産できる形です。
ですが、そこをあえて、古いジュエリー作りにのっとって、手間のかかる方法を選ぶことで、ひとつのジュエリーに魂が宿るのです。
たんに「Hopiらしくない新しいスタイル」を追うのではなく、
「Hopiらしいジュエリー」「ナバホらしいジュエリー」が別れる前の、古いインディアンジュエリーの技法を使うことによって、
「Hopiらしさ」にとらわれない、よりピュアなジュエリーの美しさを表現したかったのじゃないかなぁ、
と、勝手ながら感じさせられたのでした。
ロロマに憧れ、ロロマスタイルのジュエリーを作るアーティストは多々いますが、
故・チャールズ・ロロマと、スタイルは違えど、
Hopiに育ち、
Hopiの伝統を愛し、
愛するからこそその殻を破って、
シンプルな「美しさ」を求めつつ、
伝統的な技法を守り続ける。
そんな姿勢を持つGeraldをみていると、ロロマの残したものは、Hopiの風に乗って、
目に見えないように息づいているのだなぁ、と感じます。
勉強熱心なGeraldは、今後もどんどんあたらしいジュエリーに挑戦していくことでしょう。
そんなGeraldの新作、なるべく早くHPにアップして、皆様の手元にお届けしたいと思います!!
伝統に縛られない伝統
さてさて、セールも残す所数日。
「どうしよっかなー!」と迷っているみなさま、
土日は下記店舗にゴーですよ!!
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さてさて、ニューメキシコにもとうとう雨季がやってまいりました!!
こいぬ:「うき!うき!!」
いやーはしゃいじゃいますよねー
なんたって、この間までは湿度が5%とかそんなんでしたから・・・
洗ったジーンズが、あらふしぎ、2時間でからからに乾きますよ!!(室内干し)
それが、雨季の今ではなんと湿度30%ぐらい!!
・・・いや、それでも日本の乾いてる日くらいですが・・・
湿気の多い日本にいたときは、雨が降ると「いやーもう今日雨でなんにもやる気しないわー」とかそんなことを言っていましたが、
こちらにきてからは、雨が降りそうになると、つい外へでて
「雨こーい!!ばっちこーい!!」
・・・と雨乞いの踊りをしてしまう始末です。
水道が完備されているこの時代でも、ついこうなってしまう恐ろしい渇き。
昔の人は、それこそ全身全霊をかけて雨乞いの儀式をしたんでしょうねぇ
それはもう、「ばっちこーい!!」と・・・。
そして、雨季の入り口の時期、ちょうどカチナ信仰のある地域(ZuniやHopiなど)では、大規模なレインダンス(雨乞いの儀式)が行われます。
そんな雨をよぶカチナが、こちらのロングヘアカチナ。
Gerald Lomavemtema作・詳細こちら
その名の通りロングヘアのカチナです。
雨や芽吹きをつかさどるカチナで、プエブロの人々(ZuniやHopiなどの定住インディアン)の重要な作物である、コーンとともに描かれることが多いのはそのためです。
さて、一転シリアス、タイトルのお話に入りましょうか。
自然の恵みに乏しい土地に住むインディアンの文化では、伝統的な暮らしを守ることがとても重んじられています。
特に伝統を重んじることで有名なHopiでは、安易な豊かさを求めず、伝統に従い、
今の厳しい大地に住み続けることが、カチナとの約束なのです。
つまり、Hopiでは「伝統を破ること」は、私たちの考えることよりも、ずっとずっと思い意味を持っているのです。
ところが、伝統に厳しいHopiのジュエリーの、伝統を突き破った男がいました。
それが、有名な、故チャールズ・ロロマ氏。
すでに伝説となっているアーティストです。
チャールズ・ロロマについての詳しい解説はここではとばしますが、
とにかく、彼の斬新なスタイルは、同族のHopiからも非難の的となりました。
曰く、「インディアン的でない」「Hopiらしくない」と。
Hopiであり、インディアンであることを誇りとしていたロロマは、苦悩しながらも、毅然として斬新な作品を生み出しつづけたのですが、
とにかく、伝統を重んじるHopiの村で、常に新しいことに挑戦していくのは、非難や苦悩を背負っていくことでもあるのです。
そんなHopiの村で、現在も新しい作風に挑戦しつづけているのが、
先ほどもご紹介した
Gerald Lomaventema。
Hopiの人々が代を重ねて洗練させてきた、オーバーレイの技法を得意とするGeraldですが、
実は人気アーティストになった今も、
他国の銀細工師に学び、
Hopiの技術と融合させ、
独自の新しい技術に挑戦し続けている、熱い心の持ち主なのです。
今回は、そんなGeraldの新しい作風についてご紹介・・・
・・・するスペースがなくなってしまいました(T T)すみません・・・
前後編ということで、次回その作品と、作品が出来るまでのルポをお届けしたいと思います!
乞うご期待!!
ハリソン・ジム
またまた久々の更新になってしまいましたね。すみません!
インディペンデンスデイ間近だっただけに、どたばたといろいろ立て込んでしまいまして…。
さてさて、もう始まってますね。仙台店と青山店。
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この夏、あなただけの一品に出会っちゃってくださいね。
さて、今回とりあげるのはハリソン・ジムさんの作品。
ナバホラグのように繊細な模様をスタンプワークで産みだしていきます。
ホールマークの打ち方も面白い。
彼は間違いなく若手のトップアーティストの一人です。
彼の作品は分厚いシルバーを使って、とても存在感のあるものが多いのですが、その秘密は材料であるシルバーの作り方にあります。
普通、お店で銀板を買って、それを材料にしてジュエリーを作るアーティストがほとんどですが、彼は「スクラップシルバー」を買ってきます。
それを溶かし、プレスして自分自身で銀板を作って、それを材料にジュエリーを作るんです。
手作りのシルバー板とお店で市販されてるシルバー板。
市販のシルバーは、機械でプレス、裁断するため、ほぼ均一な密度を持ちます。
その為、スタンプを打ったとき、その打った箇所が鋭角にシルバーに刻みこまれます。
サンシャイン・リーブスなど、食器やポットなども制作するアーティストや、緻密に刻む手法のアーティストには、こちらのほうが表現がしやすい素材です。
一方、手作りのシルバーの板の場合、溶かして、ハンマー等を使いプレスし、板にする時に、密度が場所によって多少ちがう感じになります。手作りですから機械のように均一にはいかないんですね。
で、そうすると、スタンプ、特にエンボス加工のように「どん!」とスタンプすると、その周辺がほんの少しですが、盛り上がるようになることが多いんです。隕石が落ちるとクレーターが出来る様なイメージですかね。
顕著なのが、アー二―・リスターの作品などです。
アー二ーはコインを溶かしたシルバーを使ったり、コイン半分、シルバースクラップ半分を混ぜて材料を作り、作品を作ったりします。やはりとても「有機的」な仕上がりになります。
まぁ細かいウンチク抜きにしても、明らかに「質感」が違います。
身に付けたとき、肌に触れる触感が違います。
是非、銀板からハンドメイドのジュエリーを試してみてください。
それでは、おやすみなさい。
魅惑のターコイズ
…
え?
なになになに?
もう一回?
ランダーブルー!!!!
…すみません。ずいぶんでかいランダーだったもので取り乱してしまいました…。
これは仕入れた商品ではなく、ニューメキシコ州ギャラップにある老舗レストラン/ホテル「EL RANCHO」のオーナーの私物です。西部劇時代、多くのスターや映画関係社が宿泊した由緒有るホテルです。
他に様々なビジネスを行ってる彼は、もちろんジュエリーショップも持っていて、ホテルのロビーなどでジュエリーを売らせています。
30~40年前に手に入れたらしく(かなり御高齢で、「たぶん~だったと思う」との返答でしたけど…)その当時は「まぁわりといい石」位の感覚で、枠に使われているゴールドと作り代より安かったとおっしゃってました。
いや~ターコイズは面白いですね~。ロマンがあります。
新しくターコイズを掘り出している鉱山もありますし、昔から続いている鉱山もあります。
もう出なくなってしまった鉱山もありますし、そんな鉱山でも「200m違う所を掘ったらまた出てくる」なんてことも有り得るハナシです。
コレばかりは自然の産物なので、誰も推し量ることはできません。
また、採掘、加工にも重機が必要だったり、採掘権を登記したりと、手間、費用がかかり、そのため閉山というか資金面で採掘を断念するケースもあります。
なので、いま狙ってる色のターコイズは、もしかしたら、今後も採れるとも限らない…。ってことです。
ターコイズものを買う時、スタビであれ、ナチュラルであれ「ピンときた!」感覚で買ってしまう性格なので、個人的にジュエリーとの出会いは「一期一会の運命的な出会い」だと思ってます。
皆様が、自分だけの一品!と思えるモノに出会えるよう、日々頑張っております。
ただ、冒頭のランダーはさすがに私物なので売ってもらえませんでしたけど(笑)
#8もどんどんなくなってきてる噂はありますし(あくまで噂ですけどね)今後どんなターコイズが希少になってくるのか?なんていつも考えちゃいます。
いや~ロマンがあります。
そんなロマン溢れるインディアンジュエリーセールです!
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チャンス到来
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この夏必須のアイテムをまとめ買いのチャンスです!
お見逃しなく!
ナショジオ
某スターバックスの缶コーヒー。
こちらでは缶コーヒーってめったにないんですが、
よく見ると、”Energy+Coffee”の文字。
え、えなじー??
つまり、コーヒー+リポDなわけです。
一石二鳥!!
味も、コーヒー+リポD。
・・・・・・ってかエナジーいらないからーーーー(泣)
さて、今回は、近所の野生動物たちをご紹介します。
題してナショ(ナル)ジオ(グラフィック)in New Mexico!!
さて最初の動物カモン!!
お口から草はみ出てますよ!
こちらはそこいらにいる野うさぎ。
ちょっとした空き地があると、ぴょこぴょこ動き回ってます。
ちなみに、プエプロ(ズニやホピなどの定住インディアンの総称)の人々の、トラディショナルな蛋白源(!!)でもあります。
さてお次。
チップとデール!!まさにチップとデールです!!
かわいすぎます!!
名前はよくわかりませんが、ゴールデン何とかいう種類のリスだそうで。
これまた、適当な空き地などに住んでて、たまにぴゃーーーっと道路を横切るデンジャラスちゃんです。
お次は・・・
まさに今までの2種類を食い物(!)にしている、コンドル先生です!!
優雅に気流に乗って飛ぶ姿はとってもすてき!!
羽を伸ばすとたぶん2m近くあるんじゃないでしょうかー
ちなみに、コンドル先生は、すでにお亡くなりの動物しか食べないので、上記のバックスバニーとチップとデールが、コンドル先生の爪にさらわれて、あ~れぇ~お助けぇ~~~~・・・・となってしまう姿は見なくて済むようです。
そして、最後はこちら。
バンビさん!
角がないので女の子かなー
それとも冬だから角がないのかなー
・・・専門的なことはよくわかりませんすみません(T T)
森のある所には大体住んでいるようで、夜のドライブの時にふらふら現れる危険ちゃんです。
しかしかわゆいですなーーー
こんな感じで、ニューメキシコおよびアリゾナのあたり、動物の宝庫でございます。
ご近所だけでこれだけの動物がいますからねー・・・
ジュエリーに登場する動物も、ほんとに身近な動物なんですねー
詳細こちら
詳細こちら
詳細こちら
ちなみに、ハチドリ・ロードランナー・ブルーバード・コヨーテ・プレーリードッグなども身近に住んでおります。
まさにナショジオ!もしくはアニマルプラネット!!
上記の動物たちは逃げ足が速く、特にやつらは望遠レンズが嫌いなようで、望遠の準備をしている間に逃げられてしまいます(泣)
撮影に成功しましたら、またブログにてご紹介したいと思います!
追伸
もっとも身近な動物からもひとことあるようです
ねこ;「どうも、ねこです。いつも当ブログは犬ばかりアップしていましたので、猫派の人をも取り込もうと言うこすい作戦です。いかかでしょうか。私の魅力にめろめろでしょうか」
だそうです。
動物さいこーーー!
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あの!!Ernie Listerが!!
あれは先月の今頃だったと思います。
5月なのに、雪って!!
とか言っていたのは。
本日の気温、100度。
100度て・・・・・・!!
いや、まぁ、もちろん「ミネラルウォーターが沸騰しちゃったよー」とかではないです。
いわゆる摂氏(℃)ではなく華氏(゜F)なんですが。
華氏100度といいますと、摂氏38度くらいでございますな・・・・・
温泉じゃんか!!インフルエンザの体温ぐらいじゃんか!!
しぇぱーど?さん;「あつうて、あつうて・・・」
影犬;「軒下から出られませんわー ちなみに、僕、なんか逆光で真っ黒に写ってますけどもね、もとからまっくろなんですわー」
・・・そうですか。
さて、春をスルーして夏が来た所で(泣)、
本日のタイトルに反応したあなた、もうマニアですね!!
そう、知っている人は知っている、
知らない人は知らないかもしれない、
あの個性派アーティスト、Ernie Lister氏がうちに来てくれたのです!
Ernie Listerは、ナバホ族のアーティストで、
マライカでもおなじみのトップアーティスト、Perry Shortyにシルバー作りを教えた人でもあります。
Perryは昔ながらの技法で、古いジュエリーを今によみがえらせたような作風で有名ですが、それは実はこの師匠譲りなのです。
これはErnieがジュエリー作りに使っている材料。
通常のスタンプワークの職人さんは、シルバー板を買ってきてそれにスタンプをするのですが、古来のインディアンジュエリーにこだわるErnieは、コインを溶かして作った手作りの銀板(写真左)か、
コインシルバーではないときでも、自分で銀の塊や粒を溶かしてつくる銀板(写真右、コインの下)しか使いません。
ちなみに、このコインが、Ernieがコインシルバーのジュエリーを作るときに使う銀貨なんですが・・・
1912
とか
1887
とか・・・
こ、これ自体すごくアンティークですけど!!
ちなみに、一番右端の一番大きいコイン、これ一枚で$200するそうですよ・・・
と、溶かすのもったいない!!(貧乏性)
そして、Ernieをワン・アンド・オンリーなアーティストにするのが、なんと言っても彼の荒削りで、プリミティブともいえる大胆なスタンプ。
ほんの一部だけお見せしちゃいます・・・
厚いシルバーの板を、打ち抜いてしまうかのような力強いスタンプ、
荒削りな仕上げ、
手作りの銀板ならではの、板のゆがみ・・・
これぞ「銀!!」という感じの、男の銀モノです。
この、他の人にはまねできない、プリミティブなジュエリーの源泉をたどって見ると、
Ernie Listerは、実はナバホ族のメディスンマン(儀式における呪術師の役割)なのです。
この日も、今からお葬式に行かなきゃいけないんだよねー、と言っていたので、メディスンマンとして呼ばれていたようです。
古くからのジュエリーを、ワイルドに、かつ繊細に再現するのがPerry Shortyならば、
Ernieは、先人の魂自体をジュエリーを通して呼び起こしてるようでもあります。
円空彫りに通じるような、この野性的な力強さは、
彼自身のスピリットや、先人たちのスピリットを、
古来の骨占をする巫のように、
シルバーに刻み付けているからではないのか。
などと空想してしまう、魂に呼びかける、スピリチュアルなジュエリーです。
その個性ゆえに、好き嫌いの分かれるアーティストですが、
はまってしまったら抜けられないこの力強さ!
かくいう私も、実は以前はErnieの作品のよさがわかりませんでしたが、
今はこの野性的な魅力にどっぷりはめられた一人です・・・
まだHP未アップですが、
ぜひとも出来る限りはやくアップしたい所です!!
サントドミンゴNew Artist!
だいぶブログがご無沙汰になってしまいましたよ!!
久々の更新です
わん吉;「えへへーー」
かわいい画像を挿入して許してもらおうという、こすいわたくし。しかし笑顔なわんこですな・・・。
彼は友人宅のわんこですが、吠えすぎるため、吠えると首についてる首輪がキューとしまるようになっているんでございます。
まるで孫悟空のようなカルマを背負った彼に幸あれ。
さてさて、先日仕事でサンタフェに出向いてまいりました。
サンタフェ、といわれて、なぜかヌードのことが思い浮かぶ方は、30代以上の方かと思われますね。
さて、サンタフェは今やニューヨークに次ぐアートの街。
インディアンアート以外にも、いろんなギャラリーが数100店あるのです。
街中もアートにあふれていて、飽きない街です。
郵便局のポストも、こんなにキュートに!!
Star Wars旧作派のわたくしにはたまりませんねぇー
ひっこぬいてうちのポストにしたい!!したいしたい!!
さて、仕入れもひと段落し、露店で売っている作品をちぇっくしていると、
あれあれ、なんだかあっちでご陽気なおっちゃんが手を振ってるよ・・・
あ・・・・あれは・・・・まさか!!!
(次週へ続く)
すみません。続きません。今続きます。
ご陽気なおっちゃんの正体は、以前他のイベントで作品を購入した、Joe Reano氏ではありませんか!!仕事でサンタフェに来ていたそうで、偶然の出会いにびっくりの記念写真。
彼はサントドミンゴ・プエプロのアーティストで、奥さんと一緒に、Joe & Angie Reanoの名で、古来の素朴なスタイルのジュエリーを作っています。
とっても素敵な彼のジュエリーは、後半で紹介されていますよ!
通な方は、Angie Reanoという名に聞き覚えがあるかもしれません。
日本のインディアンジュエリー好きの方ならきっとお持ちでしょう、某ターコイズムック雑誌に、Angie Reano Owenというサントドミンゴ族のアーティストが紹介されているのです。
彼女はサントドミンゴの古いルーツに当たる、ホホカム族のジュエリーを現在によみがえらせました。
これが、古い遺跡から発掘されたホホカム族のジュエリー。
モノクロでわかりにくいですが、一番下に、細かいモザイク上のターコイズをはめたものが見えます。
スペイン人がアメリカ大陸にやってくる何百年も前の、インディアン独自のジュエリーです。
Angie Reano Owenは、Joe Reanoの姉にあたる人で、長女の彼女が、兄弟たちにジュエリーの作り方を伝えました。
ちなみにJoeの奥さんの名前もAngieなんですねー
これがJoe & Angie Reanoの作品です。
ターコイズやシェルを四角くカットし、シルバーではなく、シェルの基礎に貼り付けていきます。
作りこみすぎない素朴な形が、ターコイズやシェルそのものの美しさを、気負わずにそのまま出しています。
シンプルで素朴な、旧きインディアン・ホホカム族の生活を今に伝えるジュエリー。
まさに、インディアンジュエリーの中のインディアンジュエリーです。
サントドミンゴはヒシネックレスで有名で、この細工をする人は少なく、扱っている店も多くありません。
まだウェブショップにはアップされていませんが、近いうちにアップできると思いますので、今しばらくお待ちください!!
現代に復活した、素朴な旧きジュエリーをぜひお試しあれ。
ターコイズの女王・Bisbee
ナチュラルBisbeeを使った作品が多数入荷しました!!
新入荷はこちらをクリック
この深い青さ、
複雑なマトリックス、
Bisbee以外にはありえない、人々を魅了してやまない石です。
もちろん、もっと採掘量の少ない希少な石や、高価な石もありますが、
人気でいうと、Bisbeeこそまさにターコイズの女王といえるでしょう!!
個人的に、私自身も一番好きな石です。
ちなみに、上の写真のリングは、有名なターコイズコレクターで、某有名ターコイズ鉱山も所有しているかたの、ジュエリーコレクションから譲ってもらったものです。
いやーさすがターコイズコレクター、いいもの持ってますわー・・・・
このバングルも、同じコレクターさんから譲っていただいたもの。
この質でこの大きさのビズビー、今では集めようと思っても集められません。
こんな贅沢なバングル、もう二度とおめにかかれません(T T)
ありがたやーありがたやー(おがむ)
Bisbeeは、他の石に比べて、かなり個々の個性がはっきりした石です。
基本的には暗めの青から明るい青までですが、マトリックスの入り方がひとつひとつかなり違って見えるので、一粒一粒の違いがわかりやすいんですねー
その分、手に入れた石への愛着もひとしおです。
とにもかくにも、新入荷はこちらをクリック
ぜひ魂にびりっとくる、運命の一粒を探してみてください!
うぃりす
なんだかまたしてもオープニングにして肉です。
これは先日友人の家でごちそうになったリブステーキ!!
アメーリカーンサーイズ!!
ですね・・・
だいたいこの辺りの人は、みんな家にグリルを持っていて、庭でじゅーじゅー焼いてくれます。
これがまた美味くて・・・じゅる。
さて、全然本編と関係ない写真から入ってみましたが。
そうそう、うぃりすの話でしたね。
忘れるとこでした。
今回は、Willis Humeyestewaの作品が入荷しました!!
ウィリスの作品は、つけやすいサイズで、お値段もお手ごろなのも魅力。
ウィリスの作品は、遊び心にあふれてます。
このペンダントも、一見幾何学模様のように見えて、よく見ると、吠えるベアの横顔が描かれてます。
ベアの首辺りに描かれている羽根のようなものは、プレイヤーフェザーといって、
Hopiのお祈りには欠かせない、フェザーを立てた祭壇のようなものです。
(Hopiの文化にかかわるものは、写真を撮ることが禁止されてるので、写真をお見せできないのが残念ですが、Hopiアーティストさんのおうちに行くと、神棚みたいなのにプレイヤーフェザーが飾ってあります)
こちらはバックル
ココペリの描き方が面白いですねー
かくかくした渦巻きは、雲や雷の象徴なんですが、ココペリが渦巻きと一体化しちゃってます。
サイドにはまたまたプレイヤーフェザー。
ウィリスはそんなに有名アーティストではないですし、
1mmのぶれもない、正確なカッティング!!というわけでもありません。
ですが、ウィリスの持ち味は、なんといってもデザインセンス。
構図の配置の面白さや、ベアのペンダントのように、一見なんでもないように見えて、実はモチーフが隠れている、というような、遊び心のあるデザインは、ウィリスの一番得意とするところ!!
いつも新しい作品を見せてくれるときに、
「あ、ここにイーグルが!!」「こんなとこにさりげなくコヨーテが?!」
と騒ぎまくる私のリアクションを、しめしめと見守っている、おちゃめなおっちゃんです。
お値段もお手ごろなので、お守りとしてずっと身に着けるアクセとしても、個人的にかなりオススメなアーティストなのです。
今回は入荷数あまり多くありませんが、今後もマライカではウィリスのもの入荷しますので、ユニークなデザインにご期待ください!!
Willis Humeyestewa,
うぃりす・ふめいぇすてわを、
よろしくお願いいたします!!