ナショジオ

某スターバックスの缶コーヒー。
こちらでは缶コーヒーってめったにないんですが、
よく見ると、”Energy+Coffee”の文字。
え、えなじー??
つまり、コーヒー+リポDなわけです。
一石二鳥!!
味も、コーヒー+リポD。
・・・・・・ってかエナジーいらないからーーーー(泣)
さて、今回は、近所の野生動物たちをご紹介します。
題してナショ(ナル)ジオ(グラフィック)in New Mexico!!
さて最初の動物カモン!!
お口から草はみ出てますよ!
こちらはそこいらにいる野うさぎ。
ちょっとした空き地があると、ぴょこぴょこ動き回ってます。
ちなみに、プエプロ(ズニやホピなどの定住インディアンの総称)の人々の、トラディショナルな蛋白源(!!)でもあります。
さてお次。
チップとデール!!まさにチップとデールです!!
かわいすぎます!!
名前はよくわかりませんが、ゴールデン何とかいう種類のリスだそうで。
これまた、適当な空き地などに住んでて、たまにぴゃーーーっと道路を横切るデンジャラスちゃんです。
お次は・・・

まさに今までの2種類を食い物(!)にしている、コンドル先生です!!
優雅に気流に乗って飛ぶ姿はとってもすてき!!
羽を伸ばすとたぶん2m近くあるんじゃないでしょうかー
ちなみに、コンドル先生は、すでにお亡くなりの動物しか食べないので、上記のバックスバニーとチップとデールが、コンドル先生の爪にさらわれて、あ~れぇ~お助けぇ~~~~・・・・となってしまう姿は見なくて済むようです。
そして、最後はこちら。
バンビさん!
角がないので女の子かなー
それとも冬だから角がないのかなー
・・・専門的なことはよくわかりませんすみません(T T)
森のある所には大体住んでいるようで、夜のドライブの時にふらふら現れる危険ちゃんです。
しかしかわゆいですなーーー
こんな感じで、ニューメキシコおよびアリゾナのあたり、動物の宝庫でございます。
ご近所だけでこれだけの動物がいますからねー・・・
ジュエリーに登場する動物も、ほんとに身近な動物なんですねー
詳細こちら詳細こちら
詳細こちら
ちなみに、ハチドリ・ロードランナー・ブルーバード・コヨーテ・プレーリードッグなども身近に住んでおります。
まさにナショジオ!もしくはアニマルプラネット!!
上記の動物たちは逃げ足が速く、特にやつらは望遠レンズが嫌いなようで、望遠の準備をしている間に逃げられてしまいます(泣)
撮影に成功しましたら、またブログにてご紹介したいと思います!
追伸
もっとも身近な動物からもひとことあるようです
ねこ;「どうも、ねこです。いつも当ブログは犬ばかりアップしていましたので、猫派の人をも取り込もうと言うこすい作戦です。いかかでしょうか。私の魅力にめろめろでしょうか」
だそうです。
動物さいこーーー!
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あの!!Ernie Listerが!!

あれは先月の今頃だったと思います。
5月なのに、雪って!!
とか言っていたのは。
本日の気温、100度
100度て・・・・・・!!
いや、まぁ、もちろん「ミネラルウォーターが沸騰しちゃったよー」とかではないです。
いわゆる摂氏(℃)ではなく華氏(゜F)なんですが。
華氏100度といいますと、摂氏38度くらいでございますな・・・・・
温泉じゃんか!!インフルエンザの体温ぐらいじゃんか!!
しぇぱーど?さん;「あつうて、あつうて・・・」
影犬;「軒下から出られませんわー ちなみに、僕、なんか逆光で真っ黒に写ってますけどもね、もとからまっくろなんですわー」
・・・そうですか。
さて、春をスルーして夏が来た所で(泣)、
本日のタイトルに反応したあなた、もうマニアですね!!
そう、知っている人は知っている、
知らない人は知らないかもしれない、
あの個性派アーティスト、Ernie Lister氏がうちに来てくれたのです!
Ernie Listerは、ナバホ族のアーティストで、
マライカでもおなじみのトップアーティスト、Perry Shortyにシルバー作りを教えた人でもあります。
Perryは昔ながらの技法で、古いジュエリーを今によみがえらせたような作風で有名ですが、それは実はこの師匠譲りなのです。
これはErnieがジュエリー作りに使っている材料。
通常のスタンプワークの職人さんは、シルバー板を買ってきてそれにスタンプをするのですが、古来のインディアンジュエリーにこだわるErnieは、コインを溶かして作った手作りの銀板(写真左)か、
コインシルバーではないときでも、自分で銀の塊や粒を溶かしてつくる銀板(写真右、コインの下)しか使いません。
ちなみに、このコインが、Ernieがコインシルバーのジュエリーを作るときに使う銀貨なんですが・・・
1912
とか
1887
とか・・・
こ、これ自体すごくアンティークですけど!!
ちなみに、一番右端の一番大きいコイン、これ一枚で$200するそうですよ・・・
と、溶かすのもったいない!!(貧乏性)
そして、Ernieをワン・アンド・オンリーなアーティストにするのが、なんと言っても彼の荒削りで、プリミティブともいえる大胆なスタンプ。
ほんの一部だけお見せしちゃいます・・・
厚いシルバーの板を、打ち抜いてしまうかのような力強いスタンプ、
荒削りな仕上げ、
手作りの銀板ならではの、板のゆがみ・・・
これぞ「銀!!」という感じの、男の銀モノです。
この、他の人にはまねできない、プリミティブなジュエリーの源泉をたどって見ると、
Ernie Listerは、実はナバホ族のメディスンマン(儀式における呪術師の役割)なのです。
この日も、今からお葬式に行かなきゃいけないんだよねー、と言っていたので、メディスンマンとして呼ばれていたようです。
古くからのジュエリーを、ワイルドに、かつ繊細に再現するのがPerry Shortyならば、
Ernieは、先人の魂自体をジュエリーを通して呼び起こしてるようでもあります。
円空彫りに通じるような、この野性的な力強さは、
彼自身のスピリットや、先人たちのスピリットを、
古来の骨占をする巫のように、
シルバーに刻み付けているからではないのか。
などと空想してしまう、魂に呼びかける、スピリチュアルなジュエリーです。
その個性ゆえに、好き嫌いの分かれるアーティストですが、
はまってしまったら抜けられないこの力強さ!
かくいう私も、実は以前はErnieの作品のよさがわかりませんでしたが、
今はこの野性的な魅力にどっぷりはめられた一人です・・・
まだHP未アップですが、
ぜひとも出来る限りはやくアップしたい所です!!

サントドミンゴNew Artist!

だいぶブログがご無沙汰になってしまいましたよ!!
久々の更新です
わん吉;「えへへーー」
かわいい画像を挿入して許してもらおうという、こすいわたくし。しかし笑顔なわんこですな・・・。
彼は友人宅のわんこですが、吠えすぎるため、吠えると首についてる首輪がキューとしまるようになっているんでございます。
まるで孫悟空のようなカルマを背負った彼に幸あれ。
さてさて、先日仕事でサンタフェに出向いてまいりました。
サンタフェ、といわれて、なぜかヌードのことが思い浮かぶ方は、30代以上の方かと思われますね。
さて、サンタフェは今やニューヨークに次ぐアートの街。
インディアンアート以外にも、いろんなギャラリーが数100店あるのです。
街中もアートにあふれていて、飽きない街です。
郵便局のポストも、こんなにキュートに!!
Star Wars旧作派のわたくしにはたまりませんねぇー
ひっこぬいてうちのポストにしたい!!したいしたい!!
さて、仕入れもひと段落し、露店で売っている作品をちぇっくしていると、
あれあれ、なんだかあっちでご陽気なおっちゃんが手を振ってるよ・・・
あ・・・・あれは・・・・まさか!!!
(次週へ続く)
すみません。続きません。今続きます。
ご陽気なおっちゃんの正体は、以前他のイベントで作品を購入した、Joe Reano氏ではありませんか!!仕事でサンタフェに来ていたそうで、偶然の出会いにびっくりの記念写真。
彼はサントドミンゴ・プエプロのアーティストで、奥さんと一緒に、Joe & Angie Reanoの名で、古来の素朴なスタイルのジュエリーを作っています。
とっても素敵な彼のジュエリーは、後半で紹介されていますよ!
通な方は、Angie Reanoという名に聞き覚えがあるかもしれません。
日本のインディアンジュエリー好きの方ならきっとお持ちでしょう、某ターコイズムック雑誌に、Angie Reano Owenというサントドミンゴ族のアーティストが紹介されているのです。
彼女はサントドミンゴの古いルーツに当たる、ホホカム族のジュエリーを現在によみがえらせました。
これが、古い遺跡から発掘されたホホカム族のジュエリー。
モノクロでわかりにくいですが、一番下に、細かいモザイク上のターコイズをはめたものが見えます。
スペイン人がアメリカ大陸にやってくる何百年も前の、インディアン独自のジュエリーです。
Angie Reano Owenは、Joe Reanoの姉にあたる人で、長女の彼女が、兄弟たちにジュエリーの作り方を伝えました。
ちなみにJoeの奥さんの名前もAngieなんですねー
これがJoe & Angie Reanoの作品です。

ターコイズやシェルを四角くカットし、シルバーではなく、シェルの基礎に貼り付けていきます。
作りこみすぎない素朴な形が、ターコイズやシェルそのものの美しさを、気負わずにそのまま出しています。
シンプルで素朴な、旧きインディアン・ホホカム族の生活を今に伝えるジュエリー。
まさに、インディアンジュエリーの中のインディアンジュエリーです。
サントドミンゴはヒシネックレスで有名で、この細工をする人は少なく、扱っている店も多くありません。
まだウェブショップにはアップされていませんが、近いうちにアップできると思いますので、今しばらくお待ちください!!
現代に復活した、素朴な旧きジュエリーをぜひお試しあれ。

ターコイズの女王・Bisbee

ナチュラルBisbeeを使った作品が多数入荷しました!!
新入荷はこちらをクリック
この深い青さ、
複雑なマトリックス、
Bisbee以外にはありえない、人々を魅了してやまない石です。
もちろん、もっと採掘量の少ない希少な石や、高価な石もありますが、
人気でいうと、Bisbeeこそまさにターコイズの女王といえるでしょう!!
個人的に、私自身も一番好きな石です。
ちなみに、上の写真のリングは、有名なターコイズコレクターで、某有名ターコイズ鉱山も所有しているかたの、ジュエリーコレクションから譲ってもらったものです。
いやーさすがターコイズコレクター、いいもの持ってますわー・・・・
このバングルも、同じコレクターさんから譲っていただいたもの。
この質でこの大きさのビズビー、今では集めようと思っても集められません。
こんな贅沢なバングル、もう二度とおめにかかれません(T T)
ありがたやーありがたやー(おがむ)
Bisbeeは、他の石に比べて、かなり個々の個性がはっきりした石です。
基本的には暗めの青から明るい青までですが、マトリックスの入り方がひとつひとつかなり違って見えるので、一粒一粒の違いがわかりやすいんですねー
その分、手に入れた石への愛着もひとしおです。
とにもかくにも、新入荷はこちらをクリック
ぜひ魂にびりっとくる、運命の一粒を探してみてください!

うぃりす


なんだかまたしてもオープニングにして肉です。
これは先日友人の家でごちそうになったリブステーキ!!
アメーリカーンサーイズ!!
ですね・・・
だいたいこの辺りの人は、みんな家にグリルを持っていて、庭でじゅーじゅー焼いてくれます。
これがまた美味くて・・・じゅる。
さて、全然本編と関係ない写真から入ってみましたが。
そうそう、うぃりすの話でしたね。
忘れるとこでした。
今回は、Willis Humeyestewaの作品が入荷しました!!
ウィリスの作品は、つけやすいサイズで、お値段もお手ごろなのも魅力。

ウィリスの作品は、遊び心にあふれてます。
このペンダントも、一見幾何学模様のように見えて、よく見ると、吠えるベアの横顔が描かれてます。
ベアの首辺りに描かれている羽根のようなものは、プレイヤーフェザーといって、
Hopiのお祈りには欠かせない、フェザーを立てた祭壇のようなものです。
(Hopiの文化にかかわるものは、写真を撮ることが禁止されてるので、写真をお見せできないのが残念ですが、Hopiアーティストさんのおうちに行くと、神棚みたいなのにプレイヤーフェザーが飾ってあります)
こちらはバックル

ココペリの描き方が面白いですねー
かくかくした渦巻きは、雲や雷の象徴なんですが、ココペリが渦巻きと一体化しちゃってます。
サイドにはまたまたプレイヤーフェザー。
ウィリスはそんなに有名アーティストではないですし、
1mmのぶれもない、正確なカッティング!!というわけでもありません。
ですが、ウィリスの持ち味は、なんといってもデザインセンス。
構図の配置の面白さや、ベアのペンダントのように、一見なんでもないように見えて、実はモチーフが隠れている、というような、遊び心のあるデザインは、ウィリスの一番得意とするところ!!
いつも新しい作品を見せてくれるときに、
「あ、ここにイーグルが!!」「こんなとこにさりげなくコヨーテが?!」
と騒ぎまくる私のリアクションを、しめしめと見守っている、おちゃめなおっちゃんです。
お値段もお手ごろなので、お守りとしてずっと身に着けるアクセとしても、個人的にかなりオススメなアーティストなのです。
今回は入荷数あまり多くありませんが、今後もマライカではウィリスのもの入荷しますので、ユニークなデザインにご期待ください!!
Willis Humeyestewa,
うぃりす・ふめいぇすてわを、
よろしくお願いいたします!!

巨匠探訪・Gary Reeves編

さて巨匠探訪3回目。
今回はマライカでも1、2を争う人気アーティスト・Gary Reeves氏を訪ねます。
と、その前に腹ごしらえをば・・・。

やっちまいましたね。さすがKFC本拠地アメリカ。
もはや野菜もバンズも不要。肉でチーズとベーコンをサンドという暴挙にでました。
脂質蛋白質万歳!ングオブジャンクフード!
でもけっこー小さめ(アメリカにしては)なのでそんなにしつこい感じはせず。
僕は何気にお気に入りです。
と、ハナシをもどします。
以前ゲイリーに会った時に、教えてやるからウチにきてシルバー作りしなよ!と言ってくれていたので、お言葉に甘えて行ってみることにしたわけです。
ゲイリー家に入るなり、いきなりスタジオ。
彼の作品を彩るためのスタンプが、作業台に所狭しとならびます。

まず、ペンダントを作ってみることに。
僕らビギナーなので「判子」の要領で紙にデッサンします。
デッサンが終わったらゲイリーからスタンプ指南。
慣れない手つきでスタンプ練習してると、「これはこうやって打つべし!」と、いろいろ教えてくれます。

で、ゲイリーの道具をお借りして本番スタンプ開始。
一発で決めなきゃいけないところは緊張しちゃいます。

そんな光景をテレビを見ながら微笑みながら見守ってくれます

ちょっと時間もなかったので、スタンプのところだけやらせてもらって、ろうづけや、燻しなど、あとの仕上げはゲイリー任せですが、実際やってみると、いやぁいろいろ勉強になります。
幅の広いスタンプを一発で決める難しさや、石とのバランスを考えて、スタンプを組み合わせてデザインしていく感性。スタンプだけじゃなくいろんな技術が合わさって一つの作品になっていくんですね。
ブレイクの時には、こんなデザインが昨日寝てる時思い浮かんだんだよ。とか、こういうの今考えてるんだ。とか、まるで子供みたいな目でうれしそうに、今温めているアイディアをいろいろ話してくれます。
僕の中では、ゲイリーといえばリングです。
いろんな形のリングがありますけど、一見ゴツめのでも「着け心地がいい」んです。
邪魔にならないというか、自然なんですね。

ゴールド×キャンデラリアなんて贅沢なのも

ペンダント/バングルですが、シルバーより固くて、スタンプ等加工が難しいゴールドものもちらほら。


そんなこんなでスタンプ終了。
「よし。あとはまかせろ。じゃ、次の週末はリング、その次はバックルだな!」
と、次々課題を与えてくれるゲイリー師匠でした。
また遊びにきますね!

巨匠探訪 ジェイソン・タカラ編

後編。
Jason Takala
お宅にお邪魔すると、ジェイソンと奥様がお出迎えしてくれました。
2人ともホピの出身で、ジェイソンはスノークラン、奥様はパロット(おうむ)とカチナのクランなのだそうで、
おうちには、雑貨やちょっとした飾り、食器など、スノーフレークとオウムのグッズがいっぱい!!
キュートな一面がみえますねー
意外なことに、ジェイソンは昔からシルバースミスだったわけではないそうです。
このカチナドールは、なんとジェイソンが娘さんのために作ったものなのですが、(多才!!)
実は昔は、カチナの絵を描く画家であり、カチナドールを彫る彫刻師だったのだそう。
デザインの腕を買われて、とあるシルバースミスの下絵を描く仕事をしていて、
そのうちに自分でもジュエリーを作るようになったのだとか。
彼の作品が、単に平面的なものに終わらないのは、
この彫刻師としての感覚があってこその物なのでは、とかなんとか生意気にも思ってみたりします。
この作品なんかはその代表ですね! 詳細は画像をぽちっとね
そして、細かな線までも妥協せず切り出していく繊細さは、画家としての観察眼から来るもののように思います。
バングルのサイド部分ですが、このイーグルダンサーの、
羽根1枚1枚まで繊細に切り分けているこの観察力なんかはまさにそうですね 詳細は画像をぽちっと!
その集大成がこれなんですねーじゃん!!
壁に貼られた、今までの受賞リボンです!!
これで全部じゃなくて、もっとしまってあるというからびっくりです。
ちなみに一緒に飾ってるのは、ジェイソンの好きな、アンティークの食器やおもちゃや生活雑貨!!
リボンもアンティークのおもちゃも、どれも同じ宝物なんでしょうねー
巨匠の意外な一面。
今回、構想中のデザインスケッチなども見せてもらいました。
写真を撮るわけにはいかないので、残念ながらお見せできませんが、
その発想力と、オーバーレイに常に新しい手法やアイディアを求める探究心は、単なる職人ではないことを物語るのには十分でした。
デザインについて語るジェイソンを激写
いやーまったく写真の撮りがいのあるすてきなおじさまです・・・
(おじさんに弱い)
巨匠・探訪。
本日は、古代樹の眠るホルブロックの街からお届けいたしました。
(『世界の車窓から』風にお読みください)
作品自体から感じるものだけでなく、
その人の人柄、考え方、歴史などを知ると、また違う一面が見えてきたりするのが、インディアンジュエリーの奥深いところです。
微力ながら、そんな魅力を皆さんに知っていただく橋渡しができたらな、と感じる今日この頃なのでした。
さて、昼には雪も溶け、なんだか春らしくなってきましたよーしょぼい菜の花のような奴ですが、春気分をもりあげます!!
昼間は20度、夜はマイナス5度。
そんなニューメキシコの春でした。
どないやねん!!

巨匠探訪 ハワード・ネルソン編

ニューメキシコにも嵐がやってきた5月、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
・・・春はまだ先ですかねー・・・。
雪の結晶がきれいで、つい写真などを撮ってみたり。
・・・5月、もう5月よ!?なんで?なんで?
昼は半そで、夜はダウンジャケット、と言う日はまだ続きそうです・・・。
さてさて、アリゾナ州にある、ホルブロックという小さな街。
古代樹の化石が名産の小さな街ですが、
インディアンジュエリーファンには偉大な街です。
そこには、2人の巨匠が住んでいるからなのです!
HAWORD NELSON
Jason Takala
ナバホとホピ、両方の居留地に近いこの街、ホルブロックに、
2人を訊ねに行ってまいりました。
HAWORD NELSON
訊ねると、いつもどおりきちんと整頓された工房に通してもらいました。
ハワードは本当にきちんとした人柄で、ついなんとも「ハワード先生!!」と呼んでしまいたくなるような、落ち着いた大人のたたずまいです。

彼の人柄は、本当にジュエリーによく現れていて、
彼の名を一躍有名にした、サンバーストのシリーズから、

ワイヤーワークのオールドスタイル物まで、
どれも妥協のない、きちんとした作りこみが成されています。
一生を通して大事に出来る、
また、大切な人への、気持ちを込めたギフトとしても、
どれもとてもオススメな作品です。
長くシルバースミスとして働き、世界的にビッグネームになっても、
未だに初心を忘れず、
ひとつひとつに思いを込めて作り続ける、というのは、
簡単なようで、なかなか難しいことだと思います。
それを実践し続けている彼は、本当に稀有な人だと思います。
そんな思いを込めて、こう呼びかけましょう。
「ハワード先生ーーーーーー!!!!」
(言いたいだけ)
後半へつづく!

ホワイトサンズその2

さて、そんなこんなでホワイトサンズ国定公園に入りました。
序盤はいわゆるニューメキシコとかアリゾナの広大な大地が白砂まじりになってきたな~って具合なんです。

で、まぁこんなもんかな~なんて思って車で進んでいくと…

砂漠です。
真っ白な砂漠です。
ちょっとこんな光景みたことなかったです。
砂漠も初めてなのに、しかも白いんです。真っ白。
この白いのってなにかというと、マライカの天然石コーナーなどで御覧になったことがあるかもしれませんが、セレナイトって鉱物らしいんです。
正確には水溶性の物質、結晶性硫酸カルシウム(石膏)が砂粒大に結晶化したものが積もり積もってホワイトサンズの砂になってるんですね。
※マライカのお店で扱うのはそれのもっと大きく結晶化したものです。
さわってみるとホントさらさらです。
風が吹くと少しずつ飛んでいきます。

普通の砂漠のように風紋もできます。

そしてこれはアルカリフラットとよばれる、若干水を含んでいて、固く結晶化する寸前のところ。

こんなふうに結晶化していって、花の形に赤色に結晶化していくと、これまたマライカ天然石コーナーでもおなじみのローズセレナイト」になるわけです。
とにかく、どこを見ても砂、砂、砂
トレッキングコースもありますが、柵があるわけでなく、好きなところに行けます。

たまに木がありまして、そのへんに行くと、

たまに動物たちとも会えたりします(ネズミ、キツネなんかもいるらしいです)
広くてたまに遭難してしまうこともあるらしいですね。
迷った時は、自分の足跡を辿りましょう。
ダメな場合、日陰を見つけてレンジャーを待ちましょう。
と、ガイドブックにありました。
遠ーーくに見えるあの建物は…軍の施設かな?

ちょっと人生初の砂漠体験にだいぶ興奮してしまいました。
ニューメキシコオススメの観光スポットでした。