こちらなんて、いかがでございましょう!!!
こちらは言わずと知れたSteven J Begayの作品です。
ナバホ族のオーバーレイと言ったら『この人!』というぐらい既に有名な作家さんです。
彼の作品は独特の丸みをもったフォルムと、シンプル且つ大胆なこの幾何学デザインが実にかっこいいんです。なんでもこのデザインは気候や植物からインスパイアされて描き出されるんだそうです。
スティーブンの作品は、自分もいつかは絶対に手に入れたい一つです。まだ出会ってないんですね、残念ながら。
この作家の作品は一見同じようで、一つ一つ柄が違うところもまた魅力です。
だからその中で『これだ!』ってくるのを探すのもまた楽しみの一つです。
実は今、この作家さん療養中なんです。
一時はもう作家生命が絶たれたんじゃないか?!っていうくらい重体で入院していたんですが、最近ようやく家に戻れるようになって日々リハビリ中なんだそうです。
いちファンとして、早く良くなって頂きたいものです。
小さなお孫さんもいるビックファミリーのボスでもあるし。。。
そうそう、この作家実にビックなんですよ。
それはもう『ナバホ一の巨漢アーティスト!』ってくらいに。
ホントにデカイんですよ。多分相撲レスラー並みです。
だから不思議なんですよね。
あの身体で…(失礼しました。)
あんなに洗練されたジュエリーを作ってしまうんですから。
例えば、同じシルバーの厚みで同じ様なデザインを他のアーティストが作ったとしても、スティーブンのような身に付けた時の重厚感とフィット感は出せないんです。
なぜか身に付けた瞬間に映える!!
秘密は独特のカーブ使いと丸みにあります。
総て計算されたデザインかと思ってしまうんですが、これ単純に彼のセンスなんですね。
恐れ入ります。
だからお客さんも付けた瞬間『ヤバい!これいい!』ってなってしまうんですね。
騙されたと思って一度試してみてください!
私がここで熱く語るよりも“一見は百聞に如かず”ですから。
ちなみに…実はもう結構仕入れたんです。へへ。
一部公開!
こちら来月には皆様にお届けしたいものです!!
出荷準備がんばりまーす! …はい。
極上品続々!!オールドジュエリー入荷
ようやく猛暑日本も秋になってきたそうで。
秋にはやっぱり、ちょっとしっとりした、ロマンティックなジュエリーが、
いいですよねぇ~~。
そうですよねぇ~~。
まるでテレビショッピングのような強引な持ち出しをしてみましたが、
やはり秋には秋の、しっとりした大人のジュエリーが似合います。
そこでオススメ、今回まとめて入荷の、
フレッドハービースタイル まとめて追加入荷!
オールドポーンジュエリー 新顔!!
をご紹介したいと思います。
それぞれの細かい説明すると長くなっちゃいますので、詳しい解説は上の赤字をクリックしてくださいねー
さて、古いインディアンジュエリーのよさは、ただアンティークな魅力・・・というだけではありません。
詳細こちら
9/21追記 こちら、お客様にお買い上げいただきました。ありがとうございます!お目が高い!!
末永く可愛がっていただけると幸いです。
ご、極上品!!
このバングル、めったにお目にかかれない石、
ダーリン・ダーリーンターコイズ
の、しかも極上の石ばかりを集めたバングルなのです!
ダーリンダーリーンの石やジュエリーすら、なかなか現地でも見かけないのに、
こんなにスパイダーウェブがバリバリの極上品なんて・・・!!
実は、こんな贅沢な事が出来るのは、
オールドジュエリーならでは、でもあります。
ダーリン・ダーリーンの採掘が始まったのは1972年。
このバングルが1970年代の物、だとすると、
今でこそ希少価値が高いダーリンダーリーンとはいえ、
そのころはまだ希少なのかどうかもわからず、それほど高価値ではなかったんですね。
こんなかんじで、贅沢な石がふんだんに使われていたりする、
ターコイズ好き垂涎のものが出てくるのです。
こちらとか。
ちら見せ・・・
なんと、クラスターに上質ビズビーです・・・・・・
なんと言う贅沢!!
詳細はこちらで
こんな具合で、今では「高級ターコイズ!」として認識されている石が、当時はいたって普通に「ちょっときれいなターコイズ」として使われていたりして、
非常にオールドジュエリーには掘り出し物が多いのです。
ですが・・・・・・
オールドジュエリーは、販売が難しいのであまり日本のお店では扱われる事が少ないジュエリーでもあります。
ですが、そこはマライカ、古いものの魅力を伝え続けてきたお店でもありますから!
オールドポーンやら、フレッドハービーやらのよさを、これからも伝え続けていけたらと思っていますよ!
渋みを増した銀の色といい、
アーティストの知名度にとらわれない、自分のセンスひとつでのセレクションといい、
オールドジュエリーは、まさに”大人の”ジュエリーです。
この秋、おひとつコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?
伝統家庭料理★コーンブレッド
動物もちびっ子も“まるまる”した方が好みなんです。
思わずお尻を追いかけたくなっちゃいますね。
えー、こちらはマライカでもお世話になってるジュエラーのArnold Goodluckさんの牧場に新しく仲間入りした羊さんです。
その名も“メリー”♪ 安直~。。。
今日ではあまり飼う事の少なくなった羊も30年前くらいまではポピュラーにインディアン達も飼っていたそうです。
今でも特別な日には羊を絞めてその総てを頂くという伝統は残っています。ちゃんと手際よくさばけるかは、ナバホレディのたしなみでもあるそうですよ。
さて、今日はアーノルド家にお邪魔して伝統料理コーンブレッドを習いました。
『日本人といえば米、インディアンといえばコーン!』
なわけで、コーンはこの厳しい砂漠地帯で命を繋ぐ大事な食べ物なんですね。
干し豆のように乾燥させたコーンを戻してスープにしたりと、インディアンは実に様々な料理を知っています。
さて、早速コーンだけで作るというブレッド、挑戦してみようじゃないの!
①まず、は皮をひたすらむきむき…
(おお!ミックスコーン!紫のコーンなんて日本ではみませんよね?!)
②取った実をひたすら潰して~
(これが実に肉体労働…はぁ、一体いつ終わるんだろ…?!)
③適度に塩を混ぜたら、皮に詰め直します。ナイス再利用!
④そしてオーブンで焼く事1時間…
はい!出来あがりー☆
いやぁ…長かった~。なんだかんだ3時間くらいやってたんじゃないのかなー。
アーノルドの奥さん
『これがフリマで$3で売れるのよ~。うふふ』
うふふ…?No way!!
こんだけ手間がかかって、たった$3なんてっ!
私だったら$10は絶対とる。だってしんどいもん!!
しかしこのたんぱくで素朴なお味。
ほんのりコーンの風味がしてうまいですねー。
コーンのみなのにちゃんとパンになるんですねー。
バターとパウダーチリをまぶして…
ってさつまいも?
ただいま!ニューメキシコ~★
この青く広い空をみると『帰ってきたな~!』って感じがします。
いやぁ、実に9ヶ月ぶり。
日本にいてなにが一番恋しくなるかというとやっぱりこの雄大な景色ですね。
空は同じなんだろうけど、こっちでみる空は格別なりっ!
なんて言ったらイヤミに聞こえるのでしょうか…すみません。
インディアンジュエリーを買い始めた頃は可愛らしく、そして時にヘンテコなモチーフに惹かれてZUNI族のジュエリーばっかり買ってました。
それがこっちに駐在に来てからこの空をみて、ターコイズにはまってしまうとは…
青いターコイズは“父なる空”
緑のターコイズは“母なる大地”
初めて、本によくあるこのフレーズをほんの少しだけ理解したものです。
すべては環境が生み出すのだ!と、深く感動したのを覚えています。
なので、今はこの自然が作り出した美しさにハマって日々給料以上の買い物をしてしまう訳です…。
だってこんなに鮮やかなブルーが自然にできるなんてっ!!
この乾いた大地にですよ?!
インディアンでなくても『これは聖なる石!』と言いたくなってしまいます。
いやぁ、ほんとこの美しいターコイズを眺めていると、ターコイズに賭けた数々の人生があったんだろうなって、少しわかるような気がします。
自分のピンッ!とくるターコイズは絶対にあると思います。
そんなターコイズに出会えたら、それは一生ものです。
皆さんもそんな一期一会を探してみませんか?
ターコイズ一覧は→こちら
とある晩夏のヒトリゴト
さてさて最近入荷情報が続いてますけど、ちょっとここらで一息。
日本では残暑厳しいという今年の9月。
ここニューメキシコでは一足先に秋の訪れを感じてます。
日差しはいまだに強いけれど、朝晩はめっきり涼しく、時に肌寒くなり、ある植物は枯葉色に移り変わりつつ、またとある植物は今を精一杯生き抜こうと花を咲かせる。
その花には蟻が集まり、蜜を糧として命をつなぎ、その蟻を介して、その花は別の個体として命をつなぎ、来年も花を咲かせる。
生命のサイクルは、暑さが一段落ついた今も休むことは無く、厳しい冬の訪れに備えてるんですね。
9月中頃には、春夏と人々がダンスを踊り、種を蒔き、豊作を願ってきたコーンの収穫も最盛期を迎えると同時に、薪ストーブがまだ一般的なインディアン達は、薪の調達も少しずつ始めたりする訳です。
収穫という喜びの時期でもあり、きたるべく冬に備える期間でもある大切な季節。
大切じゃない季節があるかと言われれば、そんなものはもちろん無いのだけれど、生きる土地に感謝し、大地の鼓動と季節の胎動を肌で感じ、それらに根ざした生活をする人々の近くで生きてみると、ふと言葉では表しにくい「何か」を感じてしまうような気がします。
そんな「何か」を、彼ら彼女らが手作りするジュエリーを通して、ほんのすこしでも皆様に感じて頂けたらなぁ、なんて思いながら、我々駐在スタッフも日々頑張っています。
インディアンマーケット受賞作家、アイバン・ハワードの新作入荷!
最近どんどん入荷してます!!
どんどんあっぷあっぷ。
いろんな意味であっぷあっぷですが、
がんばってアップし続けるぞーーー!!がんばるぞーーー!
さて、今回は、先日もお伝えした、2010年インディアンマーケットでの受賞作家、アイバン・ハワードの新作です。
受賞も手伝って、近年人気急上昇、お値段も上昇中のアイバン。
今のうちに手に入れておくのが得策かも??
新作の、グアダルーペペンダント。
教会などで売られている、グアダルーペのマリアのメダイヨンを、コインに貼り付けてアレンジした、アイバンのオリジナルです。
グアダルーペのマリアとは、1531年、メキシコのインディオの前に現れたという聖母マリアのこと。
メキシコやペルーなど、中南米でとても人気のあるマリア様。
マライカでもちらほら見かける人気者です。
グアラルーペのマリアが、”野蛮な先住民”と、それまで人間扱いされていなかったインディオの前に現れたことで、ローマ教皇が「インディオも真の人間である」との勅書を出すきっかけになった出来事となりました。
その名残か、グアダルーペのマリアは、南北アメリカ大陸の、先住民系クリスチャンに最も愛される聖人になっています。
サントドミンゴ族など、ネイティブアメリカンでクリスチャンの人のおうちの祭壇にも、だいたいグアダルーペさんがいらっしゃる事が多い感じです。
さて、今年のインディアンマーケットで、アイバンはバングルで受賞しました。
おめでとう!!
細工する面積がたくさんあるバングルは、アイバンが最も得意なジュエリー。
今回も、アイバンが腕をふるいまくった力作が入荷してます!!
こちらのロイストンバングル
手間のかかるぐるぐるツイストがいっぱい!!
場所によって、ツイストの太さを微妙に変えてくる辺り、アイバンのセンスのよさ。
細かいパーツ、ひとつひとつまで手作りし、
つける人が身に付けやすいように、引っかかるところは全て滑らかに削って仕上げる
アイバンの作品は、本当に仕上がりが丁寧かつ滑らかです。
本人が曰く、
”趣味が高じてジュエリー作りをはじめた”
人らしい、
ジュエリーをつける側の立場に立った作品になっています。
ちなみに、アイバンの作品は、とても上品でデリケートな作りから、
女性のファンもとても多いんです。
彼女にひとつ、おまもり替わりにターコイズをプレゼントしたいなぁ・・・
なんて方には、アイバンのシンプルペンダントがオススメですよ!
こんなかんじで。 詳細こちら
今年のクリスマス、いかがでしょうか?
まだ早い?
お待たせしました、サントドミンゴNEW ARTIST!!
以前、サンタフェのブログでほんのりお知らせしていた、サントドミンゴのNEW ARTIST,
ジョー&アンジー・レアノの作品が、ようやくホームページにアップできました!!
長い道のりだった・・・。
ジョー&アンジーの作品について詳しくは
以前の登場ブログ→こちらをクリック
サンタフェで再会したファンキーなおじちゃんの正体とは・・・!!
さてさて。
インディアンジュエリー屋さんでも、まだまだ扱っているお店の少ない、サントドミンゴの作品。
でも、マライカの洋服には、何気に相性ばっちりなんです。
お手頃価格も嬉しいところ。
しかも、Reanoファミリーの作品は、欧米文化が北米に入ってくる前の古代インディアン、ホホカム族スタイルのジュエリーですから、まさにエスニック文化なんですねー!
「ホホカム族って・・・?」ってなった人は→こちらへ!
インディアンジュエリーっぽくなく見えて、実は本当の意味でのインディアンジュエリーなんです。
いっぷう変わった、素朴で華やかなジュエリーをお楽しみ下さい。
Delbert Gordonという人
サンタフェ・インディアンマーケットの喧騒から遠く離れ、ニューメキシコ州のリザベーションで黙々とジュエリーを作り続けるデルバート・ゴードンという人がいる
御歳55歳、シルバースミス歴30年近くにもなるベテランだ。
彼はショーだとかそういったものに一度も出したことがない。という。
先日お伝えした「セレモニオ」での受賞は、地元トレーディングポストがお店にあるものを出しただけ、そして受賞した。という。
だから彼には、何の利益もない。
でも、全然気にした風でもない。
至って「自然体」だ。
一度も受賞したことが無くても、サンタフェやアルバカーキ等のジュエリーショップでも、名だたるトップアーティストと同等のケースに入れられ、同等以上の存在感をみせる。
一度も受賞したことが無くても、彼の地元のトレーディングポストは「彼の作るジュエリーは素晴らしい」と軒並み口を揃える。
彼のハワードネルソン氏ですら、デルバートの作品を見て、素晴らしいと感嘆していた。
・・・・・・・・・・・・・
彼がジュエリーを作り始めたのは今から30年くらい前。20代そこそこの頃。
この頃の彼は、多くのナバホの若者と同じように、職もなく、酒に溺れ、ぼろぼろの生活をしていたという。
10代で憶えた酒浸りの生活は、想像通り悪循環を招き、
何をすればいいのか?
何がしたいのか?
どうすればこの生活から逃げられるか?
答えの出ない堂々巡りが、ますます彼をアルコール依存へと駆り立てた。
そんな生活の中、ある日ふと今まで身近にあり、見ていても見えていなかったものが見えた瞬間があった。とあるお店のショーケースにならんだジュエリーが見えた。
「あ、俺はコレをやるんだ。」
すぐにそう思った。と彼は言う。
やろう!とかではなく、やる。
彼曰く
「きっと神様の啓示だったんだよ」
以来、彼はアルコールを止め、一身にシルバージュエリー作りを学んでいった。
それも誰に教わる訳でもない。独学で。
続きはコチラ
↓
インディアンマーケット2010
すでにお伝えした通り、サンタフェ・インディアンマーケットにて、おなじみ
サンシャインリーブス氏
がシルバーランプにてベストオブカテゴリを受賞しました。
そのほかにもおなじみの顔ぶれ
ジェニファーカーティス
アイバンハワード
スティーブアルビソ
カルビンロバト、
など数多くのアーティストが賞を受賞していました。
うれしいですね!
うれしい反面、これを機会に相場が上がっちゃったりして、仕入れ的には喜んでばかりもいられない部分もちょっとだけありつつ。。
でも顔なじみが活躍してるのを見ると、とても嬉しくなります。
ちなみにペリーショーティーはショーが始まって2時間で帰途についたそうです。
はえーよ。
というわけで去年の模様はこちら
今年も700以上のブースがサンタフェ市街の中心3~4ブロックに軒を連ねます。
いろんなアーティストとコンタクトをとる為に動き回ります。
ホントいろいろあって、絵画や彫刻、カチナ、雑貨などにも目がいってしまいます。
挨拶まわるだけでも一苦労。
ちょっと一休みがてらカルビンのブースへ。
あ、先生。ご苦労様です。
ちょーっとぶれてますがご容赦ください
2枚めはなんかスケボーしてた少年たちです。なんかイベントをやってましたね。
サンタフェは飽きない!
ちょっと路地を入った所にヒミツのPAWNジュエリー屋さんがあってみたり、なんか探検するのが楽しい町です。
今年のサンタフェで手に入れたアイテムも順次ご紹介していきますね。
続きは…
速報インディアンマーケット
全米最大のインディアンの祭典、サンタフェインディアンマーケットに行ってまいりました。
おなじみ、サンシャイン・リーブス氏が制作したランプがベスト・オブ・カテゴリを受賞しました!部門でトップです。
以上速報でした。
改めて後日ブログをUPします。
え?なんで写真が無いかって?
仕事後呑んでて落としてレンズが壊れてしかも替えのレンズを持っていってなかった。
なんてことは死んでも言えません。。